「捕まらずにやらなきゃダメだぞ。
頭を働かせて足跡を消すのさ。
じゃなきゃ捕まっておしまいだ」
『スナッチ
・ザ・シリーズ』
"snatch"
ルーク・パスクァリーノ,ルパート・グリント,
ダグレイ・スコット
2017
くすぶった生活を送る
三人組が
現金輸送車強盗の
標的を誤ったことから
さまざまなトラブルに
見舞われる
ドタバタクライム
ストーリー!
『スナッチ』
といえば
ガイ・リッチー監督の
この映画!
今回 紹介するのはドラマ版。
▼私は観てないけどね…今度観よっと。
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小船に住む青年、
母親の経営する花屋を守るために
没落貴族チャーリー(仲間その1)と
密造酒を売ったり、
ボクサービリー(仲間その2)の
スポンサーをしたりしながら
借金の返済に追われる毎日。
父親のヴィックは強盗だ。
15年前の元日に
デカいヤマを失敗して、
今も収監中。
とはいえ彼は実に賢いので、
檻の中でも大物らしい。
看守から入手したサーモンを料理し、
音楽を楽しみながら仲間と舌鼓。
携帯電話でいつでも
妻や息子とも会話が可能…てな
気ままなムショ暮らしを
謳歌しているわけであります。
いいご身分だなぁ…
さて、そんなヴィックに
コンプレックスを持つアル。
いつもいつも
「デカいことをやれ!」
と焚きつける破天荒な父親に
反発してたくせに、
厳しい生活から抜け出すため
やっぱり反社会的な道へと
足を踏み入れてしまうのであった…
いやぁ…
これも血筋ですな!
しかし問題が…
三人は
しょせん
犯罪のド素人。
アルは詰めが甘いし、
仲間もてんでダメ。
特にチャーリーなんて
「あんたなにやってんの!?」
ってドジを連発。
最終的に
「アホー!!!!」
としか言いようのない
トラブルに発展しちゃって、
マイナスを
プラスに
変えるどころか
マイナスが
さらにマイナスに…
ピンチに次ぐピンチ!
そんなアルたちの
ひよっこ強盗物語、
ぜひとも
ハラハラしながら
観てください(笑)
テンポいいストーリー、
しゃれたファッション、
イカした音楽。
ガイ・リッチー映画や
『処刑人』。
こういう映画が
好きな人には特にオススメ!
スタイリッシュな
クライムドラマを
お探しならぜひ!
【今日の知ってる人】
チームを窮地に追い込む天才、
家柄だけが取り柄の
アホの疫病神チャーリーは、
ハリー・ポッターシリーズの
赤毛の魔法使いロンでおなじみ!
★エド・ウェストウィック
狂犬サニーは
『ゴシップガール』の
俺様坊ちゃまチャック役が有名。
なおエド坊、
バンドもしてるらしい。
The Filthy Youth
って言うんですって。
【おまけ その1】
気になった
ボートの暮らし。
こんなのらしいです。
自由気ままで楽しそう!
私は船酔いするからダメだけど…
【おまけ その2】
新しい年になったときに
ヒル家で流れていたこの曲。
"Auld Lang Syne"
▼「まもなく閉館時間となります。
又のお越しを心よりお待ちしております」
えっ…
”蛍の光”やん!
これ、元は
スコットランド民謡。
日本では
卒業式や閉館時に流れる曲として
定番になっているけれど、
欧米では新年を祝う曲として
おなじみなんです。
歌詞は
友と思い出を語りながら
酒を酌み交わす喜び
を歌ったもの。
じゃあ
この曲、
知ってます?
”ともだち賛歌”
または
”ごんべさんの赤ちゃん”
小さい頃習ったよね?
でもこの曲も、
日本の歌
じゃないの。
"The Battle Hymn of the Republic"*1
アメリカの軍歌
なんです。
グローリーグローリーハレルーヤー♪
か…
ごんべさんなんて
いなかったんや…
ていうか
ごんべさんて
誰や!
しかしこのように
海外の曲の歌詞を好き勝手に
書き換えるということは
実はよくあることなんですね。
たとえば…
A”星の世界”
音楽の時間で
歌ったこれは…
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
キリスト教の讃美歌です。
"What A Friend We Have In Jesus"
日本では結婚式のときに
教会で歌いますね。
"いつくしみ深き"
B"鬼のパンツ"
これも小さいとき
歌ってたでしょ?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
実はイタリアの曲です。
"Funiculì funiculà"
(フニクリ・フニクラ)
勝手に
イタリア民謡だと思ってたら
1880年に作曲された
世界最古の
コマーシャルソング
なんだそう!
リムスキー=コルサコフといった
クラシック界の大御所も
この曲を自分の曲に
組み込んだのだとか。
鬼のパンツは
いいパンツ?
やかましいわ!
イタリア人もびっくりだな…(笑)
【おまけ その3】
ドラマの中にも出てくる紋章。
個人が使う場合は
家紋ってことなので、
紋章から身元が割れちゃった!
なんてシーンが出てきました。
”タータンチェック”も
家紋だって
ご存じでした?
私はそのことを昔、
近所のおじさんから聞いたのね。
一口にチェックと
言っても
線の細さやら
色やらの違いで
ものすごい数に
なるらしい。
だからきちんと登録・管理が
なされているのだとか。
スコットランドといえば
男性用の民族衣装である
キルト…つまり、
スカート!
あのダンケルクの戦いでも
兵士たちが履いて
戦場に馳せ参じたのだと聞くと
笑えない…
笑えないですよこれは!
▼これはたしかに迫力があるな…
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▼買ったもの載せてます!
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*1:邦題は”リパブリック讃歌”。