自分が女だからなのか、
小さな頃から
探偵、スパイ、
ヤクザ、殺し屋なんかの
アウトローな男の世界に憧れていた。
タバコをくゆらせ、
バーボンを呑み、
銃を相棒にしている彼ら。
化粧や
リボンや
甘ったるい
ロマンスとは
無縁の、
夜の世界だ。
かっこいい。
生まれ変わったら
ハードボイルド系の男
になりたいと思う。
いや、
やっぱり
小悪魔系美女かな。
あっ、
でも天才アーティスト
も捨てがたいし!
う〜んう〜ん…
ま、おいおい考えよう…
てなわけで
今日は
犯罪映画!
■□■□■□■
『リボルバー』
"REVOLVER"
ジェイソン・ステイサム,レイ・リオッタ
カジノ王にハメられて
7年食らった
ギャンブラーが
練りに練った
ペテンの技術で
復讐を企てるお話。
[rakuten:book:19344288:detail]
とにかくテンポがいい。
グイグイ引き込まれる。
ガイ・リッチーの作品は
極力ムダなシーンを
なくしているところが好き。
美学とでもいいますか、
モチーフの使い方とか
色選びとか
構図へのこだわり
すべてが緻密に
計算しつくされている印象だ。
ただこの作品は
抽象的かつ感覚的すぎて…
わかるようでわからん、
わからんようでわかる、
このもどかしさ!
よく”衝撃のラスト”なんて言うが、
後半なんてもう衝撃の連続。
肝心かなめのラストは
「えっ…」てカンジだった。
まるで
ゴールしたのに止まらず
そのまま疾走してっちゃう
レーシングカーみたいな。
一言で表すと、これは
「なんなのー?」映画ですね。
いや、誉めてんのよ。
味つけは好き。
ただ盛りつけがあまりに独創的すぎた。
そんなカンジ。
■□■□■□■
『ロック、
ストック&トゥー・
スモーキング・バレルズ』
"Lock, Stock and Two Smoking Barrels"
ニック・モラン,ジェイソン・ステイサム,
ジェイソン・フレミング
こちらもガイ・リッチー作品。
[rakuten:americanpie:10618965:detail]
人と事情、
事情と人とが
複雑に絡み合って
なかなかお上手。
BGMの使い方もセンスあるんだよなぁ。
私は断然こっちの方が好きです。
■□■□■□■
『レイヤー・
ケーキ』
"Layer Cake"
イギリス産のドンパチ映画。
ガイ・リッチーっぽいと思ったら、
なんと監督はリッチー作品の
プロデュースをしていた
マシュー・ヴォーン。
これは一口で言うとだね、
麻薬ディーラーが
ひょんなことから
めんどうな事件に
巻き込まれるお話です。
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まあ、ノワール映画なんて、
ヤクの取引
↓
こじれる
↓
銃撃戦
↓
埋め合わせに奔走
↓
こじれる
↓
銃撃戦
たいていこういう展開だよね。
そこに弔い合戦やら
女やら
裏切りやらが、
スワロフスキーみたいに
あちこちに散りばめられて
チカチカ瞬くわけですな。
ボスは真顔でチャカをぶっ放す冷酷型
が現代の主流*1らしい。
とにかく昨今はキャラが立ってないと
話になりませんものね。
私もやっぱりあらすじチェックして、
登場人物が個性豊かなら選ぶもんな。
それはそうと!
話の筋と全然関係ないけど、
インテリアがムダに
ハイセンスなのはなぜなんだ!
特に主人公の上司(ボスの右腕)の家の
インテリアが北欧系モノクロで
めちゃくちゃ
オシャレなのに笑ってしまった。
意味がわからん…
あんなショボくれたおっさんに
なぜあの部屋を!?
どう考えてもおかしい!
似つかわしくなーい!!
心の中で思いっきり
ツッコんでしまいました(笑)
こちらもどうぞzuzz.hatenablog.com
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*1:私調べ。