zuzzのみちくさブログ

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『から騒ぎ』『恋愛適齢期』~求道者のごとき人キアヌ・リーヴス~

ふと、

キアヌ・リーヴス

ことを思い出した。

6年前にハマったときは

調べに調べたなぁ…

 

贅沢な生活が約束される

銀幕の世界にいながら、

質素なライフスタイルキアヌ

なんせ、

プライベート写真

普段着がことごとく小汚い

なぜ買わん!

どつきたいくらいの服を身にまとって、

くつもこれに輪をかけてボロッボロ。

拡大写真見たらそのくつ、

テープで補強してあって

さすがにグウッ…となりました。

髪もヒゲも伸びほうだい。

これじゃあ俳優というより浮浪者だ。

だけど昔から愛読してた

辛口映画雑誌キアヌに好意的で、

「そろそろ服チェンジしようよ…カッコいいけど」

「誰か服買ってあげて!」

なーんて、

ツッコミつつも

優しく見守るスタンスだったっけ。

それもそのはず。

キアヌさん

けっこうな苦労人だったのです。

 

父親に捨てられ、

世界のあちこちを

転々とする間に

母親

男をとっかえひっかえ。

3人いるが、

うち2人異父姉妹で、

いちばん血の近い妹白血病*1

恋人との間にできた

子どもを亡くし、

その恋人交通事故で

亡くしたって話もある。

さらにボロボロのくつは、

親友リヴァー・フェニックス

形見だったという説も…

 

おいおい…

いくらなんでも

不幸すぎやしないか!と思ったが、

一人でポツンと

ランチしてる写真や、

これまた一人で道端に腰かけて

ローソク立てたカップケーキで

誕生日を祝ってる写真を見てると

あながち嘘でもないんじゃないか

という気がしてきた。

 

カッコいい画像はいっぱいあるのに

こっちの写真の方に

大きく心揺さぶられてしまう。

 

ひとりぼっちの

キアヌ画像シリーズ

全世界に広まるやいなや

多くの人に

同情されたそうです。

とくに日本じゃ

共感度・好感度ともに

急上昇のようね。

 

ムリもないわな…

人間不信精神不安定になっても

おかしくない家庭環境だし

有名になったらなったで

取り巻き連中

ハイエナのようにたかってきて、

人の汚い部分

いやと言うほど見てきているはず。

 

格好とか名声とか

ホントに

どうでもいいんだろう。

まわりがどう言おうと、

大切な人だけそばにいれば。

 

うまく言えないけど

この人にはしあわせになってほしいなぁ…

 

ではキアヌ熱にうかされた数年前に

観た映画をちらっとご紹介。

あ、私

あまのじゃくなので

有名どころは観てません(笑)

 

『から騒ぎ』

"Much Ado
    About Nothing"

ケネス・ブラナーデンゼル・ワシントン,
キアヌ・リーヴス

1993

ご存じシェイクスピアのやつ!

…と言っても私、 

この人の作品ってどうも苦手。

歯の浮くようなセリフが

トラック10台分くらい

出てくるんだもの…胸やけがしちゃう。

この『から騒ぎ』

おシェイお得意の

憎しみ

そして誤解

陰謀のエッセンスが

いっぱい詰まったお話。

でもまあ楽しめたよ。

大公様デンゼル・ワシントン

そしてその異母弟キアヌという

大胆かつ斬新なキャスティングにびっくり。

こういうの、好きだなぁ。

キー坊デンゼル義兄さま

憎くて憎くてしょうがないのね。

だから家来を使って

いろいろと悪だくみをするの。

出番こそ少なかったけど、

この役かなり好きだった。

悪いキアヌもオツだなぁ~♪

ヒゲがあって、ちょっと赤ら顔で。

最後に捕まったときに

義兄さまに見せた表情がいかにも

「フン!
 殺したければ殺すがいい!」

てカンジの不遜さで、

とってもよろしゅうございました!

そんなに

義兄ちゃんが憎いか、

そうかそうか!

それにしても、ヒロインよ…

あれだけ公衆の面前で罵詈雑言を吐かれて、

それだけではあきたらず

突き飛ばされもしたのに

「誤解だったんだね…
 すまなかった、愛してるよ」

って言われたくらいでよく許せるな…

 

■□■□■□■□■□■

 

恋愛適齢期

"Something's Gotta Give"

ダイアン・キートン, ジャック・ニコルソン,
キアヌ・リーヴス

2003

 

54歳女性

63歳男性

36歳男性とが

おりなす

トライアングル
ラブストーリー

と聞いて、

いったいどれだけの人が

触手を動かすのやら。

結論から言うと、

あんまり…

だってそうでしょ?

しわっしわ!

そのうえ

ジャックはおしり

ダイアンは上半身ヌードと、

まさに”誰得”なシーンまで…

なんと言ったらいいのか…

「もうカンベンしてください」

ってカンジでした。

誰が

おじいさんと

おばあさんの

キスシーンやら

ベッドシーンやらを

観たいんや!

 

恋愛ものってだけでもあんまり観ないうえに、

ダイアン・キートンも苦手とくれば、

キアヌの出演さえなけりゃ

まず手を出してない代物。 

そういうわけで唯一の救いが

キアヌと言っても過言ではない!

ジャックを担当した

心臓外科医(緑の術衣にクラクラ)の役。

で、大ファンである

劇作家ダイアン

ほれちゃうんだ、これが。

恋愛経験豊富な

テクニック型ジャックに対して、

(年上に恋したのは)初めてなんだ」

と想いのままにアタックする

パワー型キアヌ

電話中のダイアンにサラサラッと書いた

”今夜 食事しよう”

ってメモを見せるとこなんか、

やるなと思った。

で、デートをすっぽかした

ダイアンにおわびとして

キスをおねだり!

くーっ、

この…甘えっ子め!

困ったダイアン

軽いキスですませようとすると

「それじゃ許す気になれない」

とのたまうだだっ子ぶり!

「じらさないでくれよ」

とかさあ…

まったく…

少々おいたが

すぎますぞ!

でも恋するまなざしが

とってもよかったのよね~。

キアヌの出てきた場面だけを

編集して永久保存版にしたいくらいの、

さわやかでかわいらしい

年下くんキャラでした!

 

はっきり言ってこれは、

ただただ

キアヌの年下キャラ

愉しむだけの映画です(笑)

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*1:万全の看護体制にしているらしい