またNetflixでみつけてしまいました…
『家族に乾杯』
"C'est Quoi cette Famille?!"
ジュリー・ガイエ, ニノ・キルタゼ, ジュリー・ドパルデュ
2016
フィリップとソフィーの
間に生まれたバスティアン。
彼がのっけからフランスにおける
夫婦の離婚率・再婚率を
語り出すのは訳がある。
バスティアンには
異父母の兄弟妹が4人、
これまた同じ境遇の
従姉妹が2人いるからだ。
1.ソフィー+フィリップ
=息子バスティアン
↓ 離婚
2.ソフィー+クロード
=娘クララ
↓ 離婚
3.ソフィー+ユーゴー
=息子ギュリヴェール(最年少)
フィリップには先妻がいて
4.マドレーヌ+フィリップ
=息子オスカー(最年長)
ユーゴーにも先妻がいて
5.バベット+ユーゴー
=息子エリオット
6.アニエス+ポール
=娘レオ
↓ 離婚
7.アニエス+死亡
=娘ジュリエット
週に何度も男女8人の保護者のもとで
行き来する子供たち。
相変わらず両親のケンカに振り回され、
心安らぐヒマもない。
そんな毎日にうんざりしたバスティアンは
ある日従姉のひとことから名案を思いつく。
子供たちだけで
ひとつの家に住めばいい。
そこへ親たちが代わる代わる
泊まっていけばいい、と。
そこで亡くなった祖母の広い家に
みんなで陣取り、
「家族だから一緒にいなきゃ。
僕ら7人で毎日一緒に過ごすんだ。
と引用までして親たち相手に
声明を出すのでした。
さすが自由と革命の国フランスの男!
バスティアン…
かっこいいぜ!
最年長でもないのに
みんなのまとめ役のバスティアン。
こんな家庭環境だから、
永遠の愛を信じないバスティアンの
恋愛観は達観している。
親の離婚で転校してきたアリスが
声をかけてきても
「同じ境遇の二人は
急接近するけどすぐ倦怠期になる」
と持論を展開してつっぱねちゃう。
そんな彼を従姉妹と妹は
「あの子は愛やカップルを拒絶してる」
「恋してるのに認めたくないのよ」
と心配げ。
子供たちの会話もさすが”愛の国”だなぁ…
だからこんなくっついたり
離れたりするんだろうな。
とにかくひとつ言えるのは
両親そろってるとかいないとか
血が繋がってるとかいないとか
そんなことは関係ない!
みんなが幸せそうに
笑ってりゃ
いい家族ってことだ!
※マイナー作品だからなのか、フランス版しかみつかりませんでした…