「地図を描くんだ。味の地図をな」
『エイブの
キッチン
ストーリー』
"Abe"
ノア・シュナップ, セウ・ジョルジ
ムスリム系の父と
ユダヤ系の母を持つ
少年エイブの
料理一色な夏休みを
描いたお話。
12歳の誕生日。
両親と
父方の祖父母、
母方の祖父と伯父に
自ら手料理をふるまうエイブ。
しかし
父方はムスリム系。
母方はユダヤ系。
双方の政治的・宗教的な主張が
ばんばん飛び交い、
せっかくの誕生日会が台無しに。
そんな中、
インターネットで
ブラジル人のシェフ
チコを見つけたエイブは、
彼に弟子入りを頼み込みます。
だけど親には内緒。
夏休み、エイブは
子ども用料理キャンプに
通うことになっているからなのだ。
いってきまーす!と
車で送り届けてもらって、
教室に入らずにキッチンへ向かう。
危険な二重生活が始まったのでした(笑)
■□■□■□■
「家族は選べないのさ」
なんて伯父さんも言っていたけど、
こんな複雑な家族じゃ
アイデンティティーを模索するのも
大変だ。
二つの宗教の板挟みになって
苦悩するエイブがかわいそうでね…
そんな彼が
情熱を打ち込めるのが料理。
顔をあわせればケンカになる両家を
なんとか仲良くしてもらいたい!
と奮闘します。
多感な12歳という時期を
父方の家族や母方の家族や
キッチンの仲間たちと過ごすなかで、
料理のことだけでなく
国の違いや宗教の違い、
ポジティヴなこと、
ネガティヴなこと、
いろんなことを見聞きして
成長していくエイブ。
修行も最初は皿洗いや
ゴミ出しの日々だったけど
だんだん下ごしらえや賄いを任されて
一人前に近づいてゆくのだ。
できなかったことが
できるようになる。
なんか、
初めてバイトしたときのことを思い出した。
右も左も分からなくて失敗したな、
でもほめられたときは
すんごくうれしかったっけ。
映画を観終わったら、
私もなにか
始めてみたく
なりました。
やっぱり
ごはんはさ、
笑って
食べたいよね。
【おまけ】
映画の中に五基本味が出てきました。
五基本味とは、
塩味・甘味・苦味・酸味・旨味のこと。
これがさ、セリフの中では
"Saltiness, Sweetness, Bitterness, Sourness, and Umami."
こうなっててびっくりしたの。
英語でもウマミって
言うんだね…
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