『五線譜の
ラブレター』
”De-Lovely”
ケヴィン・クライン, アシュレイ・ジャッド,
ジョナサン・プライス
2004
数々の名曲を遺し
アメリカの
ショービズ界に貢献した
作曲家コール・ポーター
の半生を辿るお話。
ただ1920〜30年代が舞台というだけで
借りただけだったこの映画。
いやはや、やられました。
これまでの人生を回想する…
って映画はありふれているけど
”自分が観客になって
自分が主人公の舞台を観る”
という手法には驚かされた。
ミュージカルだけど、
いきなり歌い出すわけじゃなくて
ごくごく自然に歌を挿入するの。
この歌を歌う人たちっていうのも
本物の、しかも有名な歌手ばかり!
洋楽好きにはたまらない顔ぶれです。
それから特殊メイク!
若いときから老いたときまで
同じ役者がすべて演じてるんだけど、
メイクがものすごくリアル!
びっくりした…こりゃだまされるわ。
恥ずかしながら、
私はこの映画で初めて
ポーター氏のことを
知りました。
「えっ!これ作曲したの
ポーターさんだったの!?」
とびっくりし通し!
エラ・フィッツジェラルドが歌う
"Let's Do It"も
[rakuten:book:18985162:detail]
ゴージャスに歌ってる
"Night and Day"もそう。
[rakuten:book:17430742:detail]
パリでの運命の
出逢いと結婚。
ベネチアでの
火遊びとチャンス。
ハリウッドでの
成功とバカ騒ぎ。
素晴らしい曲が出来上がる裏には、
ずいぶんいろんな
エピソードがあったんだなぁ。
彼は決して誠実な男じゃなかったんだけど、
なんだろな…
そんな複雑な面を持ってたからこそ、
今でも愛される名曲が
生まれたのかなとも思う。
自分が歳を重ねる度に
観直したい作品です。
私も死ぬときは
自分の舞台、
観てみたいなぁ…
■□■□■□■
しかし邦題、
ひどすぎる。
あからさまに
”ラブストーリー大好き”勢
を意識してますな…
いいかげん洋画に
原題にかすりもしない邦題
をつけるのは、
やめていただきたい。
女ウケのためか、
やたら”幸せ”とか入れたがるよね。
タイトルは
作品の命ですぞ!!
- アーティスト: サントラ,ミック・ハックネル,ダイアナ・クラール,キャロライン・オコナー・アンド・コーラス,ケビン・クライン,ヴィヴィアン・グリーン,ララ・ファビアン・アンド・マリオ・フラングーリス,ナタリー・コール,ジョナサン・プライス,ケビン・クライン・アンド・アシュレイ・ジャッド,コール・ポーター
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2004/12/01
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