「あれはジョークで書いたんだ!」
『アメリカン・
フィクション』
"American Fiction"
ジェフリー・ライト,トレイシー・エリス・ロス,
ジョン・オーティス,エリカ・アレクサンダー,
レスリー・アガムズ,アダム・ブロディ,
キース・デヴィッド,イッサ・レイ,
スターリング・K・ブラウン
2023/コード・ジェファーソン
崖っぷち作家が
皮肉で書いた小説で
売れっ子になる話。
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パーシヴァル・エヴェレットの
小説『イレイジャー』が原作。
大学でアメリカ文学を教える
モンクこと
セロニアス・エリソン。
作家でもあるのだが、
何年も新作を出していないし、
やっと書いた小説もボツ。
黒人らしい本を書け!と
エージェントに言われるが
モンクはつっぱねる。
彼の実家は
家政婦がいる
上流家庭。
亡くなった父が医師で
妹も弟*1も医師だ。
黒人に結び付けられがちな
ヤクやら銃やらに
関係ない世界で育ってきた。
だから
いかにもな黒人文学を書いて
チヤホヤされる作家を
鼻で笑ってしまうのだ。
自分の本が
黒人文学コーナーに
置かれることすらイヤなのに
そんなもの書きたくもない。
しかし
創作活動はうまくいかないわ
仕事に行き詰まるわ
母の認知症が発覚するわ
妹も急死するわで
モンクは
八方ふさがりに。
やけっぱちになって
皮肉のつもりで書いた
スタッグ・R・リー名義の
ゴッリゴリの黒人文学が
バカ受け
しちゃったから
さあ大変!
モンク、いや
ミスター・リーは
実体験を本にした
指名手配犯として
一躍
時の人となり…
■□■□■□■
エルキュール・ポワロに
それぞれ苦しめられたように、
作者の思い入れがない作品が
大衆に大受けしてしまうことって
あるんだよね。
モンクが
創作活動するかたわらで
いかにもな
登場人物が出てきて
あれこれしゃべったり
「どう言やいいんだ?」って
話しかけてきたりするのが
おもしろかった(笑)
もっと盛り上がりがほしかったかな。
意外とあっさり終わっちゃったから。
予想外の展開。
これもまた、
人生だな。
【おまけ】
ジャズを聴いていたので
主人公のあだ名が
モンクなのは
ジャズ・ピアニストの
からきてるんだとすぐにわかった。
それは
そうとこの映画、
BGMがいい!
ACE SPECTRUM
"Without You"
Gene Harris
& His Three Sounds
"Book of Slim"
Sonya Spence
"Let Love Flow On"
Cannonball Adderley
"Autumn Leaves"
邦題”枯葉”で
おなじみの曲です。
オリジナルの曲もよかったな。
"Goodnight Monk"
そして
ぜんぜん本筋とは関係ないけど
セリフの中に
"Why am I the last to know?"
ってフレーズが出てきて
この曲を思い出した。
CeCe Peniston*4
"The Last to know"
【今日の知ってる人】
数奇な運命に翻弄される主人公を
演じたジェフリーは
『フレンチ・ディスパッチ』や
『ホミサイド』に
出ております。
★アダム・ブロディ
『The O.C.』でブレイクした
アダムさん。
『サンキュー・スモーキング』に
出てたな。
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ちなみに彼、
Big Japanってバンドで
ドラムやってるそうです。
あれ、この人どこかで…
と思ったら
『ER緊急救命室』や
『クリミナル・マインド』に
出てました。
★キース・デイヴィッド
この人も知ってる顔!
と思ったら
『NCIS ニューオーリンズ』や
『ER緊急救命室』に出てました。
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