昨日の特殊能力ものと関連ということで。
以前”スナック映画”を
ご紹介しましたね。
私の造語。
ただただ
観る映画のこと。
今日ご紹介するのは
駄菓子映画*1。
昔、小学校の遠足で
”○○円以内のおやつ”を用意したでしょ。
買いに行くとたいてい
30円くらいあまるじゃない?
そんなとき選ぶ
なんてことない
ちっちゃいガムや
アメみたいな…
つまりB級もB級、
超B級映画のこと。
今日はそんな
駄菓子映画
をご紹介したいと思います。
■□■□■□■
『コベナント
幻魔降臨』
"The Covenant"
スティーヴン・ストレイト, トビー・ヘミングウェイ,
テイラー・キッチュ, チェイス・クロフォード
2006
現代のアメリカ。
呪われた一族に生まれた
能力持ちの
男子高校生の
戦いのお話。
すでにサブタイトルから
ただようB級臭…
そこへ
青春
恋愛
ティーンエイジ
ファンタジー
というエッセンスを
これでもかと盛り込んでます。
この映画の中で、
「ハリー・ポッターもびっくり」
ってセリフが出てくるんだよね。
”ハリー・ポッターシリーズ”は
原作が世に出たのが1997年(日本は1999年)、
映画版が公開されたのが2001年。
これ以後、二番煎じ、三番煎じで
わんさか魔法ものの映画が作られたのよね。
てことはもちろん玉石混交なわけで…
あらすじで登場人物は
”魔力を持つ一族の少年四人組!”
みたいなカンジで書いてあったから
特殊能力好きの私は
一も二もなく飛びついちゃったんです。
出てきた男の子たちも
さわやかなケイレブ、
ワイルドなポーグ、
血気盛んなリード、
なだめ役のタイラー
と、まるでアイドルグループ。
この子たちが
いったいどんな能力を?
火や風を操ったり、
傷を癒したりするのかな?
なんてワクワクしてんだけど…
ふたを開けてみれば
ケイレブが一人で
右往左往してるだけで
あとの三人が完全に空気。
いろんな意味で衝撃的でしたね、これは。
四人組の意味は?と。
設定がまったく活かせてないばかりか
大風呂敷を広げすぎて
すんごい尻切れトンボ感。
ツッコミどころ満載なので
くれぐれも
鑑賞用としてではなく
ネタとしてご覧ください(笑)
ちなみに
いちばん影の薄い
役どころである
タイラーを演じたのは
ネイト役で一躍有名になる
チェイス・クロフォードです。