『歌う大捜査線』
”The Singing
Detective”
ロバート・ダウニー・Jr. , メル・ギブソン,
エイドリアン・ブロディ
【あらすじ】
謎の皮膚病に冒され病院に
運び込まれた小説家ダン・ダーク。
体の自由が利かない彼は
病室のベッドで
現実と妄想の世界を彷徨い、
自分自身を
「50年代のL.A.に生きる探偵兼
シンガーのダン・ダーク」
と妄想するようになる。
正気を疑われた彼は
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不思議な映画だったなぁ…
そもそも
ジャケが50年代の映画のパンフ風
だったから手に取った作品。
ミュージカルコメディー
なんだけど、
俳優たちは
歌ってないの。
オリジナルの音源である
50年代の歌に
合わせて口パクしてるだけ!
これが新鮮でよかった。
"Poison Ivy"
あらすじの通り
現実と妄想がごちゃ混ぜになって、
まるで
誰かの夢の中を見てるみたい。
これは
考えるより感じたほうがいい映画
だと思う。
じゃないと置いていかれちゃうからね…
私のお気に入りは、
50年代の香りがプンプンする
ギャングのコンビ演じた
エイドリアン・ブロディー氏と
ジョン・ポリト氏。
デコボココンビが妙にいい絵になってます。
現実モードの描写はともかく*1
妄想モードに関しては
徹底的に計算して作ってるなと思った。
照明の当て方、
撮る角度、
素晴らしい!
どのシーンも写真にして
部屋に飾りたいくらい
美しくてカッコよかった。
夜更けの街に煌めく
キャデラック。
カウンターに置かれた琥珀色の
ウィスキーグラス。
中折れ帽に三つ揃いを着て
煙草の煙をくゆらせるギャング。
ロングドレスに身を包み、
真っ赤な唇で微笑む金髪の女。
いいねぇ…
30年代も好きだけど、
こっちもたまらん!
それから
挿入歌が
どれもいい!
あまりによすぎて、
サントラを注文しちゃったほど。
フィフティーズの
ナンバーを
流しながらの生活
っていうのも
なかなかオツです♪
■□■□■□■
しかし邦題が『歌う大捜査線』て…
いいかげんにしろよと
言いたくなりますな。
完全に『踊る大捜査線』
意識してるよね…
知らない人は
刑事ものかと思うじゃないか!
バッキャロウ(' 口′)
インパクトがありゃ
手に取るだろって魂胆がミエミエ。
肝心の映画の内容と合ってない。
作品への冒涜ですよ。
こういうのって
いけないと思います!
(↑学級会でよくいる女子風)
なにはともあれ、
ありきたりな映画に
あきあきしている
お方にオススメ!
こんな映画もたまにはいいんじゃない?
▼買ったもの載せてます!
*1:主人公の皮膚病の特殊メイクは受け付けない人もいるはず…