zuzzのみちくさブログ

好きなものを、好きなだけつづるブログ。音楽・映画・ドラマ・本・レトロ・ハンドメイドなどなど…日曜日と祝日更新☆コメントはブクマより記事の方にくださるとありがたいです♪

『ぼくの好きな先生』〜子どもたちを通して先生がずっと見てきたこと~

『ぼくの好きな先生』

"Etre et Avoir"

 

フランスの田舎にある

小さな小さな学校で、

13人の子どもたち*1

退職を控えた

先生に密着した

ドキュメンタリー映画

www.youtube.com

そこにあるのは

”先生と生徒の心温まる交流”

なんていうものでは

片づけられない

日常の繰り返しだ。

 

先生なんてむしろそっけないくらい。

だって

お兄さんお姉さんたち

難しい年頃だし、

幼稚園クラス

チビちゃんたち*2

数字や字を覚えるのに四苦八苦

 

みんなが

一つの教室に詰め込まれてるわけだから、

とても一人ひとりに

ゆっくり関わっているヒマはないのです。

 

叱ったり、

悩みを聞いたり、

ケンカをとりなしたり、

ピクニックに連れて行ったり。

 

ただただ

普段の学校生活を

切り取っただけのフィルムなんだけど、

淡々としているようで

思いがけなく

じんわりきちゃう。

 

最後のシーンは、

夏休みの前日だったのね。

一人ひとり

さよならのハグをする先生

子どもたちを送り出したあとの、

なんともいえない表情

その先生の表情がね…

もう…忘れられない。

 

■□■□■□■

 

こうしてみると教師って、

ホントに

出会い別れの繰り返し

なんだなぁ。

 

ひたすら知識を授けて見送る仕事なんだ。

でも逆に子どもたちから得るもの

たくさんあるんだろうな…

私もこの映画で学ばせていただきました。

 

ありがとう、

ムッシュー!!

*1:幼稚園生〜小学生。

*2:先生にいっしょうけんめいフニャフニャ言ってるのがすごくかわいかった。