”先生、お元気ですか?
今日から新しい食堂が始まります。”
『パンとスープと
ネコ日和』
小林聡美, 伽奈, 光石研, 塩見三省, もたいまさこ,
美波, 市川実和子, 加瀬亮
2013
サンドイッチのお店を
始めることにした
アキコのお話。
群ようこの小説です。
全く畑違いの異動話。
食堂を営んでいた母の死。
編集者のアキコは、
突然人生の岐路に立たされます。
彼女の結論は、
食堂を開くこと。
それも母のやってきた
和風の定食屋ではなく、
サンドイッチのお店。
具が2種類、
その具をはさむパンが3種類。
そして日替わりのスープ。
たったそれだけの
シンプルなメニュー。
手探りの毎日の中で、
アキコは自分自身を
見つめ直してゆきます。
アキコの家にやってきた
ふくふくしたどてっ子*3の
素直でふわふわした
バイトのシマちゃん、
ムードメーカーな
花屋のヤマダさん、
ときどきおセンチになっちゃう
駄菓子屋のスダさん。
そして
歯に衣着せぬ物言いの
喫茶店ハッピーのママと
天真爛漫な
ハッピーのユキちゃん。
ハッピーのママとユキちゃんの
コンビが好き。
「なんか、仲いいですよね、
アキコさんとシマちゃん」
「当たり前だろ。
一緒に仕事するのに、仲悪くてどうすんのさ」
ハッピーのママは
口を開くといつもお小言なんだけど、
なんだかんだ言って面倒見がいいの。
アキコのお店に、
具だくさんの
あったかいスープと
おいしいサンドイッチを
食べに行きたくなります。
【おまけ】
サントラも軽やかでいいんだ♪
金子隆博さんは前にも紹介した
米米CLUBのサックスの人ね。
”新しい朝”
”ラテンストリート”
”知らない街”
”昼下がりの
野菜スープ”
こんなのも
めしあがれ
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