zuzzのみちくさブログ

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『名探偵 明智小五郎』~愛妻家探偵と怪人達の事件簿~【おまけつき】

先生と一緒に解決した事件の数々。
その中から今日は…そう、
あれをお話しましょう。

『名探偵
 明小五郎』

1994/星護

陣内孝則,森口瑤子,黒田勇樹,伊武雅刀,高杉亘

 

▼このBGMはこの作品のものではありません!
 なんでオリジナルを使わないんだろう… 

https://www.mystery.co.jp/programs/aketikogorou

▼これよ…これ!
www.youtube.com今まで数々の明智小五郎作品

世に出てきたけれど、

私は

このシリーズが

いちばん好き。

なぜなら…

 

技が芝居がかっている!

まるで舞台を思わせる

大げさな演技

指をパチンと鳴らしたり、

ポーズをとったり、

くるくる回ったりと、

動きが実にコミカルなのだ(笑)

 

トロな雰囲気!

建物や装い、

言葉遣いに至るまで

レトロ好きには

たまらない配慮がなされている。

なお明智探偵事務所は、

とある歯科医院

お借りして撮影したのよねたしか。

 

楽がいい!

雰囲気たっぷりのチェンバロの調べ

遺体発見後に必ず流れる*1

躍動感あるBGMなど、

わくわくしてしまう音楽がいっぱい!

古畑任三郎でおなじみの

本間勇輔さんが手がけています。
 

え渡る演出!

乱歩の持ち味である

エログロナンセンス*2はそのままに

作品の陰鬱さ、

しっとりさをなるべく薄くして

コメディー色を加えることによって

観やすくしてくれている。

星譲さん*3

印象的な演出が光っています。

 

要所要所で

”第一章 美しき被害者”

”第二章 塔上の怪”

”第三章 骸骨怪人”

こんなふうに章が設けられるのも

小説を読んでるみたいで心が躍る!

 

快な登場人物!

明智小五郎
「恐らく犯人の動機は、
 凄まじいまでの怨念に
 彩られているのです」

紳士で博識な名探偵

完全無欠と思いきや、

意外と奥さんには弱い

明智先生なのであった(笑)


★小林芳雄
「先生だったらどうするだろう…」

明智先生少年助手

尾行や情報収集、

そして物語のナレーション担当。

たどたどしい演技が

妙な味になっている(笑)


明智文代
「”本当に恐ろしい人間は、
 至極平凡な顔をしているものだ。”
 先生、何時もそう仰ってるでしょ」

明智先生素敵な奥さま

淑やかに見えるが意外と大胆(笑)

夫婦仲も良く、エピローグでは毎回

いってきますのキスをしているところを

観ることができます。

お着物がとってもおしゃれ♪


★浪越警部
「お前達ッ!
 私の推理が信用できないと言うのかッ!」

部下二人を引き連れて

的外れな推理を連発する、

愛すべきへっぽこ警部。 

 

このシリーズは

4作品制作されました。

『地獄の道化師』

『吸血カマキリ』

『暗黒星』

『吸血鬼』

いずれも名作揃い。

こんなにおもしろくて

ファンも相当数いるに違いないのに 

DVDが出てないとはこれいかに!

BOX版が出たらぜったい買うのに…

 

たまーに再放送をやっているので、

みつけたら

ぜひとも

観てみてください!

あと、どうでもいいけど

これ観てると

紅茶がやたら飲みたくなります(笑)

 

 そうなのです。

 この世の悪は、明智先生に

 決して自由な時間を

 与えてくれないのです。

 この夜はそれから、

 怪人二十面相との

 運命の対決が待っていたのですが…

 それはまた、別の物語なのです。

       ※作中ナレーションより

 

原作本

『地獄の道化師』

『吸血カマキリ』原作:『化人幻戯』

『暗黒星』

『吸血鬼』

【おまけ その1】

いちばんお気に入りのエピソード、

『暗黒星』

惨劇の舞台となる伊志田家は、

原作と家族構成が違うので

その違いを楽しんでいただきたい。

 

事件に重要な役割を果たす

ヴォルフガング・
 アマデウスモーツァルト

魔笛の中の一曲、

夜の女王のアリアより

"復讐の炎は
 地獄のように
  我が心に燃え"
*4は、

最高峰の技術を持たねば

歌いこなせない屈指の難曲です。*5

このドラマで初めて聴いて

好きになった曲でもあります。

▼歌うはドイツのディアナ・ダムラウ
www.youtube.com

Die Zauberflöte, K. 620, Act 2:

Die Zauberflöte, K. 620, Act 2: "Der Hölle Rache" (Königin der Nacht)

  • provided courtesy of iTunes

【おまけ その2】

たびたび明智先生

ためになる豆知識

披露してくださるのだけれど…

フランソワ・ヴィドックという男がいた。
1832年、彼はパリに事務所を開いた。
世界でいちばん最初の私立探偵事務所をね。
ところが彼は、実は大泥棒だったのさ。
だから犯罪の手口に詳しかった訳だ。
表と裏の二枚看板という奴だね。

このヴィドック

気になりました。

クラッカーが引き抜かれて

ホワイトハッカーになった

みたいなもんかしらん。*6

▼いたいた!この人だ!
ja.wikipedia.org

こんなものも
 ありますのよ

zuzz.hatenablog.com

zuzz.hatenablog.com

zuzz.hatenablog.com

▼買ったもの載せてます!

20190704215258

 

*1:新聞記事が大写しになるあのシーンです。新聞もよく見ると

”女流畫家慘殺!
 白い羽根の連續殺人!

なーんて旧仮名遣いで細部も凝ってて素晴らしいのだ。

*2:90年代はまだユルかったのか女性の裸体もそのまま出てきます。家族で観ないように!

*3:それはそうと、星さんの手がけた作品にはよくガーゴイルがいるよね。観月ありさ『放課後』とかじゃじゃ馬ならしでおなじみだったから「あっ!」て思った。

*4:"Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen"。作中の邦題は"地獄の復讐が我が胸に煮え返る"でした。

*5:▼くわしくはこちらja.wikipedia.org

*6:▼こういう人ね。
ja.wikipedia.org