「この御役目にうってつけの者が居りまする」
「誰だ、申してみろ」
「”かたつむり”にございます」
『引っ越し
大名!』
星野源,高橋一生,高畑充希,濱田岳,小澤征悦,
西村まさ彦,松重豊,及川光博,富田靖子
人付き合いが苦手な
本の虫
かたつむりこと
春之介が
国替えの総責任者を
任されたことから始まる
ドタバタ劇でありまする。
▼主演は星野源*1!
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原作は
天和二年(1682年)、
第五代将軍
徳川綱吉の時代。
今から350年近く前のこと。
江戸時代初頭、
徳川幕府は政治体制を
揺るぎないものにしようと
国替え、いわゆる大名の引っ越しを
数多く行わせました。
それは
将軍の鶴の一声の元に実行され、
指示された藩は
決して抗うことはできませんでした。
引っ越しを命ぜられると
藩士だけでなくその家族も
住み慣れた土地を離れ、
新しい任地へと旅立ちます。
その数、藩によっては時に一万を超え、
一部の藩士が江戸と往復するだけの
参勤交代と比べ、桁外れの規模。
中でも越前 松平家は、
日本各地の要所を護る為に
くり返し引っ越しをさせられていたのです。
※冒頭ナレーションより
…とまぁ、
城の寝所で
ウンウンうなされる場面に
この語りがかぶさるわけですが…
駆けつけた小姓の気遣いに
イイ雰囲気になり、
「愛い奴…」と接吻するところ*3で
「殿ー!」
と国替えのお知らせが
舞い込んだのでございます。
「また国替えだと!?」
「はっ。それも行先は豊後の…日田」
「豊後と言えば九州。海を越えるのか…」
しかも今までの半分以下の減俸扱い。
こんな無茶な命令は
幕府の柳沢吉保からの
意趣返しに相違ないと嘆息する殿。
そんなこんなで、
ひょんなことから
引っ越し奉行の大役に
書物好きの書庫番
片桐春之介(星野源)が
任命されてしまいます。
引っ越しと共に
リストラ係も任されるという、
ストレス山積みの新ポスト。
右も左もわからぬ春之介は
前任の引っ越し奉行の娘
於蘭(子持ち・出戻り)を
なんとか口説き落として
引っ越しアドバイザーに。
幼なじみの御刀番
鷹村源右衛門や
おちゃめな勘定頭
中西監物と共に
いよいよ
引っ越し大作戦を
開始するのであった…
■□■□■□■
いやぁ…
知は力なり。*4
これに尽きまするな!
知の者の見せどころ、
剛の者の見せどころ、
両方あるので
スカッといたします。
観たら
「俺も松平家の家宝
戦いたい!」
となるはず!
あと
「おのれ吉保…」*6
となるはず(笑)
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▼こっちは豪華版
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サントラ
[rakuten:book:19671031:detail]
▼買ったもの載せてます!
【今日の知ってる人】
★岡山天音
廻船問屋の旦那役として
ちょこっと出てきた
天音くんは、
『ヴィレヴァン!』の
主人公杉下くんや
『デザイナー渋井直人の休日』で
今どきアシスタントを
やってましたね。
【おまけ】
ご存じでしょうか、
キリンの氷結。
芸能人がコラボするCMが大好きです。
曲名は"Paradise Has No Border"。
『引っ越し大名!』からは
鷹村源右衛門でもあり、
聖司君でもある
高橋一生が
出演してましたね。
そして共演は
大将こと浜野謙太。
ファンキー!!!
▼ハマケンと一生、合うなぁ!
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意外性という意味では
一番なのではないかと思われる
ギョギョッ!?な
さかなクンバージョン。
クールにキメてくれます!
▼”水槽”学部と間違えて吹奏楽部に入ったという
ウソみたいなエピソードをお持ちのさかなクン(笑)
▼なぜかさかなクンのだけ音源がある!
▼こっちはスカパラのノーマルVer.
颯爽と登場!
上妻宏光に弟子入りし、
短期間でめきめき上達したのだという。
▼バカ殿とまったく違う世界観!
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《番外編》
ちなみにおなじくドリフターズの
いかりや長介さんは
ラガーのCMに出てました。
渋くベースを弾いてたよ、長さん。
こんなのもあるよ
*1:▼星野源の歌が出てくる回zuzz.hatenablog.com
▼こっちはマンガ版
[rakuten:book:19678670:detail]
[rakuten:book:19835906:detail]
*3:またしても”わ、ワイはいったい何をみせられてるんや…”なシーンが増えてしまったわけで…
*5:おてぎねのやり。
日本号(黒田家家臣の母里友信が福島正則から与えられた大槍。別名”呑み取りの槍”。今は巡り巡って福岡市博物館にありまする。)、
蜻蛉切(ご存じ剛勇無双の戦国武将 本多忠勝愛用の槍。今は個人が所有。)と並ぶ天下三槍のうちのひとつ。東京大空襲で焼失するも近年復元されるに至る。
槍そのものよりも杵型でフサフサの鞘が有名。
*6:此度の一件の首謀者。気位が高い蛇のような男。
松平直矩「なに、又も吉保!何処までもしつこい男よ!」
www.youtube.comzuzz.hatenablog.com
*8:▼『面白南極料理人』回
zuzz.hatenablog.com
*9:実はこの部分こそが”さかなクン”の本体だとする一部の有識者の見解もある。
*10:実は志村さんは雑誌に寄稿していたほどの有名な洋楽フリークなのだ。しむけんの文章、なかなか読ませるんですよ。
志村けん氏のブラックミュージック系アルバムレビューが大変真面目で興味深い物であった事を改めて知るなど pic.twitter.com/MS8f4rfNVB
— TK@NDZ (@Necodesignz) June 16, 2019