zuzzのみちくさブログ

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『田舎の日曜日』~ラドミラル家の人々~【おまけつき】

「きれいな庭だろう。
 もう100回は描いたよ」

『田舎の日曜日』

"Un dimanche à la campagne"

ルイ・デュクルー,ミシェル・オーモン,サビーヌ・アゼマ,
ジュヌヴィエーヴ・ムニック,モニーク・ショメット,
1984/ベルトラン・タヴェルニエ

 

1912年フランス

夏の終わりの日曜日

集まった、

ある家族のお話。

www.youtube.com

広い庭、広い屋敷。

主は老いた画家ラドミラルだ。

愛する妻を亡くしてからは、

働き者の家政婦メルセデス

なんとかうまくやっている。

 

今日は日曜日。

長男ゴンザグ夫婦孫たちが来る日だ。

 

しかしその日は思いがけず、

長女イレーヌも帰ってきた。

 

できる限り訪ねてきてくれる

まじめな兄ゴンザグと違い、

彼女はめったに顔を見せない。

しかしラドミラル氏のお気に入りは

気まぐれで奔放イレーヌなのだった。

 

■□■□■□■

 

前触れもなく突然やってきて

周りの者たちすべてを

自分のペースに巻き込んでゆく

突風みたいなイレーヌ。 

自分の人生だから

やりたいようにやる。

人のことは気にしない。

いるよね…こういう人*1(笑)…

 

最後までの8分間がとてもよかった。

みんなを駅まで見送って、

ラドミラル氏

ひとり家に戻るシーン。

しわだらけの手を見つめる、

なんとも言えないその表情。

 

家族であっても、

ずっと

一緒にはいられない。

 

子供は成長するし、

は老いてゆく。

時が来れば

一人また一人と旅立ってゆく。

帰って来る者もいれば、

永遠に戻らぬ者もいる。

そして家には、

思い出だけが残される。

 

サンルームでの食事。

暖炉の火で鳥を焼く場面*2

ほんのつかの間でも

しあわせな時間

流れていたのだとわかりました。

私も年を取って、

ああいうひとときを

かみしめるようにして

味わうときがくるのかな。

 

あとね。

この映画、

死んだはずの妻の姿が現れたり、

妄想が具現化したりと

ときどき変化球があって

あきさせないんです。

 

そして登場人物も含め、

どこを切り取っても

絵画のよう。

画集のような

映画です。

 

 「たいした世界じゃないが、
    それでもわしのものだ」

【おまけ】

思えば 

子どもたちの歌声、

おじいちゃんの歌声、

家政婦さんの歌声。

ラドミラル家には

歌声があふれていました。

 

"Le Temps des cerises"

邦題さくらんぼの実る頃”

おなじみのシャンソン

この曲が出てきておっ!と思った。

Le temps des cerises

Le temps des cerises

  • コラ・ヴォケール
  • フレンチポップ
  • ¥153
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Les meilleurs artistes des chansons populaires de France - Cora Vaucaire

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  • フレンチポップ
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フォーレクラシック

せせらぎのように

優しく流れていたのが忘れられない。

ピアノ五重奏曲第2番”

きゅうっと胸が切なくなる旋律です。

Gabriel Fauré
"Piano Quintet No. 2 in C Minor, Op. 115"

ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調 - 第1楽章

ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調 - 第1楽章

  • provided courtesy of iTunes

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*1:うちのおばあちゃんがまさにこのタイプなのよね…本人はいいんだろうけど私は正反対の性格だから、はたで見ててほんとにハラハラするんですよ…

*2:ふと、ターシャ・テューダーのドキュメンタリーを思い出した。おなじシーンがあったから。
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