「あまり…似てませんね、お姉さんと」
「よくそう言われます」
『救急指定病院』
1992
面倒見がいい
しっかり者の妹と
好奇心旺盛で
人騒がせな姉。
それぞれ違った立場から
謎を追いかける
おはなしです。
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久美子は大病院で働く看護師。
夫を亡くして、
かわいい5歳の息子大悟と
フリーライターでいつも金欠の
姉菖子*1と
にぎやかに暮らしている。
久美子、病院で起きた
不可解な出来事について話す
↓ ↓ ↓
菖子、特ダネかも!と
事件に飛びつき嗅ぎまわる
↓ ↓ ↓
菖子は情報収集、
久美子は関係者の観察をして
それぞれがみつけたピースを
つなぎ合わせてゆく
刑事の津山くんは
お姉ちゃんの忠実なるしもべ…
じゃなかった、元後輩なので
捜査情報をガンガン流してくれます(笑)
あと大ちゃんがめちゃいい子!
自分の誕生日に
ママの帰りが遅くなっても
「いつものことだよ!」
超ほがらかだし、
「雨が降ったら病院に
自転車置いてくるんだよ、
あぶないから!」
気遣いの言葉も忘れないし、
「近くに買い物に行ってるって、
言っておいた!」
伯母のアリバイ工作もバッチリの
気が利く5歳児なのだ☆
■□■□■□■
においたつような
色気を漂わせながらも気品ある
トンボみたいな大きなメガネが
トレードマークの庶民的な
角替和枝。
あまり似てないだって…?
全然
似てないよ!!
しかしこの二人が
姉妹というところが
おもしろいのよね。
残念ながらディスク化されておらず、
火曜サスペンス劇場の再放送枠でしか
観られる機会はないけれど、
みつけたときはぜひ!!
しかしねぇ…
どんだけ
殺人事件が
起きてんのよ
この病院!!!
こわすぎるよ…
私ならほかを当たるわ…
「久美ちゃん、
犯人に反撃開始よ」
【今日の知ってる人】
男に生まれてたら女形になってただろうな…
▼01:41に出てきます!
☆角替和枝
名バイプレイヤー柄本明の妻であり、
柄本佑・時生兄弟の母親。
▼00:35に出てるよ!
www.youtube.com
▼こちらは柄本家の男たち
www.youtube.com
▼バイプレイヤー一家柄本さんちの出演作
☆内田春菊
第4話に
事件の手がかりをくれる
不動産屋の人として出演。
この人はドラマにもなった
『南くんの恋人』の原作を描いた
マンガ家でもあります。
正しくはマンガ家兼女優兼
小説家兼エッセイスト兼落語家。
すごいよね…
映画『トキワ荘の青春』では
娼婦の役でちょこっと出演してました。
☆渡部篤郎
第5話に出演。
久美子に惚れる
大学院生の患者役でした。
【おまけ 1例目】
この作品の原作は斎藤澪。
第1話は
『白衣のふたり
横浜コインロッカー殺人事件』
をベースに作られています。
この人の処女作は
『この子の七つのお祝いに』。
映画にもなってます。
こっちはけっこう重い話。
人の心の闇を描く人なのかなぁ…
▼そのうち紹介しまーす!
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【おまけ 2例目】
作中でかかっていた音楽が
気になったので調べてみた。
ノルウェーのヴァイオリニスト
アルヴェ・テレフセンの
ヴァイオリン小品集からでした。
Arve Tellefsen
"Veslemøys Sang"
"Cavatine"
先日ご紹介したフォーレの
”ピアノ五重奏曲第2番”みたいな
優美な調べがたくさん。
▼この映画で流れてました。すてきなのよ。
zuzz.hatenablog.com
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