「この世には
不思議なことなど何もないのだよ」
『姑獲鳥の夏』
堤真一,永瀬正敏,阿部寛,宮迫博之,
田中麗奈, 清水美砂, 篠原涼子
あるときは古本屋、
あるときは神主(陰陽師)、
そしてまたあるときは
憑物落としの拝み屋の
独自の視点で
奇妙奇天烈な
事件を解決するお話。
映画化したものです。
※なお京極先生もカメオ出演してます(笑)!
昭和27年、夏。
小説家関口は、
ひょんなことから
友人で探偵の榎木津と共に
”失踪した妹の夫を捜してほしい”という
産科医院の娘久遠寺涼子の依頼に
同行することになった。
捜索対象の牧朗という人物は、
彼の学生時代の先輩だったのだ。
久遠寺家を訪れた二人は、
そこから恐ろしい事件に
巻き込まれることに…
■□■□■□■
古来から妖怪や幽霊は
恐れられる存在だった。
でもそんなものより
いちばん
怖いのは
人間だ。
ほんの小さな歪みが
鬼を生み出す引き金になる。
闇に取り込まれたら、
ちょっとやそっとじゃ
戻って来られない。
■□■□■□■
京極堂はもちろんのこと、
気弱な小説家関口巽、
他人の記憶が見える能力持ちの
変人探偵榎木津礼二郎、
喧嘩っ早いけど繊細な
刑事木場修太郎、
そして京極堂の妹で
好奇心旺盛な
雑誌記者中禅寺敦子。
…と、個性豊かなキャラクターが
たくさん出てきて楽しいです。
時代設定といい、テーマといい、
大好きなんだけど…
映画の続編、もう出ないのかなぁ…
江戸川乱歩が好き、
横溝正史が好き、
ミステリが好き、
レトロなもの好き、
奇妙・不思議な話が好き…
そんなあなたに
おすすめの作品です!
「しっかり見ていたまえ。
これから起きる事を」
続編『魍魎の匣』は
少女とハコにまつわる謎
を追いかける
ハコ、箱、匣だらけの回。
こちらは非常に猟奇的です。
▼こちらの監督は原田眞人。
原作本
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) [ 京極 夏彦 ] | ||||
|
実相寺昭雄監督作品
▼大人向け(一人で観てね!)
zuzz.hatenablog.com
【おまけ】
京極堂シリーズこと
百鬼夜行シリーズは
こんなに出ております!
たいへん分厚いから
長期休みや入院に持ってこいです(笑)
1 姑獲鳥の夏
2 魍魎の匣
3 狂骨の夢
4 鉄鼠の檻
5 絡新婦の理
6 塗り仏の宴 宴の支度
7 塗り仏の宴 宴の始末
8 陰摩羅鬼の瑕
9 邪魅の雫
10 百鬼夜行 陰
11 百器徒然袋 雨
12 今昔続百鬼 雲
13 百器徒然袋 風
14 百鬼夜行 陽
15 今昔百鬼拾遺 鬼
16 今昔百鬼拾遺 河童
17 今昔百鬼拾遺 天狗
※今昔百鬼拾遺 月
(15~17の鬼・河童・天狗の合本)
▼楽天オススメアイテム!
【今日の知ってる人】
★堤真一
堤さん。
『ランチの女王』では
どうしようもない
ダメ兄貴を演じてました。
★永瀬正敏
頼りない関口くんを演じた
永瀬さんは
『私立探偵 濱マイク』が
代表作だよね。
★阿部寛
探偵榎木津をやった
阿部さんは
『歩いても歩いても』の
主人公でしたね。
▼伝説の阿部寛のサイトについての話(笑)
こちらもどうぞ
▼ミステリ関係(ドラマ・映画・小説)