zuzzのみちくさブログ

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『家政婦は見た!』~さすらいの悪魔~【おまけ】

「どんなに上品ぶった家だって、
 家政婦やお手伝いさんの前で
 気取っちゃいられないだろ?
 初めの一日や二日はともかく、
 三日もすりゃ尻尾出すわよ」

『家政婦は
  
見た

市原悦子,野村昭子

1983

 

好奇心旺盛

家政婦

あらゆる家庭

秘密を暴くお話。

www.youtube.com

実は私、

今回生まれて初めて

このドラマを観たんです。

びっくりした。

 

人が、
死なない。

 

市原悦子演じる家政婦が

通い先の家庭で起きた

殺人事件を解決する話

…だとばかり

思ってたんだけどちがったのね。

いつ死体が出るかと

ハラハラしてたのに

いっこうに誰も死ななくて

なんか拍子抜けしちゃった。

 

あ、ご存じでした?

この作品、

原作

松本清張*1なんです!

 

原題は『熱い空気』という題名。

そこにサブタイトルが

家政婦は見た!
   夫婦の秘密”

こんなふうにつけられてたんですね。

松本清張はお気に召さなかったのか、

一作目監修を降りてしまったので*2

以降は設定だけを借りた

家政婦は見た!シリーズ

放送されることになりました。

 

そんな経緯があったので、

初回だけ主人公の名前

石崎秋子じゃなくて

河野信子になってます。

 

⌂⌂⌂⌂⌂⌂

 

毎回冒頭に

こんなテロップが出てました。

 

〔派出家政婦日当〕

  午前9時~午後5時

    5,800円*3(八時間)

       手数料10%

 

 住み込みの場合

   雇用者負担

    1日 約1万円

 

このドラマの流れは

こんなカンジ。

 

 

 上流家庭で働く

  ↓

 秘密を目撃

  ↓

 秘密を暴露して

 家庭をぶっ壊して去る

  ↓

 罰が当たってケガする

  ↓

 そしてまた次の家庭へ…

 

 

一見なに不自由ない裕福な家庭

そこに潜り込んで

まさに犬のごとく

コソコソ嗅ぎまわる家政婦

 

”みつからないんだよなぁ…これが。

 旦那は仕事が趣味みたいな真面目人間だし、

 奥さんの子育ても行き届いてる。

 嫁姑も全然うまくいっちゃってるんだよね…

 何にも問題がない家なんて…

 信じられる?そんなこと。”

 

寝室を調べ、

書斎をひっかきまわし、

そうしてようやくみつけた

とっておきの秘密

事務所兼寮に持ち帰って

晩ごはんのおかずにして

みんなで盛り上がるのだ。

 

「意地悪いんだから、この人の見かたは。
 なにしろあら捜しが楽しみで
 この仕事やってんだから」

なーんて所長さんから

言われちゃうのには理由がある。

 

の浮気が原因で離婚。

子どもを連れて家を出たが、

その子も2歳で亡くしてしまった。

裏切られ、心の支えもなくして

純粋だった彼女は一転して

こういう性格になっちゃったらしい。

 

「だから人の家庭
 信じられなくなっちゃったわけだ」

「信じるほうがおかしいわよね?
 だからさ、それ分からない人に
 つい教えたくなっちゃうのよ」

このセリフのときの

悦子の演技がほんと怖い。

 

アンチヒーロー的な主人公

…というより

悪意の塊

 

人の幸せのためにではなく

のために

ただ真実を

いっさいがっさいぶちまける。

第1話

主人公の底意地の悪さ

特に際立っています。

 

という

底意地の悪い方

ぜひご覧あそばせ★*4

 「舌なめずりしちゃって…
  悪い趣味だわよ、本当に」
 「趣味じゃないわよ、生きがい。
  この裏の楽しみがなきゃ
  こんな商売やってられませんよ」

 

【今日の知ってる人】

市原悦子

市原さんといえば

まんが日本昔ばなし

なんだよなぁ…

無邪気な子供ども

マヌケな村人

妖艶な美女もお手のもの!

▼OPテーマのぼうや~♪もいいけど、
 いいないいな~ に~んげんっていいな♪もすき。

www.youtube.com

野村昭子

『スウィート・ホーム』では

豪快なタキババ

zuzz.hatenablog.com

渡る世間は鬼ばかりには

おかくらの従業員タキさん

出てましたね。

ちなみにこの人、

女優になる前は

薬剤師として働いていた過去あり。

▼あまりにドロドロすぎてリタイア。
 冗談じゃなく鬼ばかりなんだよなぁ…

www.youtube.com

▼買ったもの載せてます!

20190704215258

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*1:はっきり言うが、
日本は松本清張に頼りすぎだ。
毎年毎年どんだけおんなじ話を違う俳優が演じてるんだよ!という気持ちにさせられる。
これはもう忠臣蔵。もしくは外国で言うクリスマス・キャロル
もはや世に出た日本のドラマをバーっと地面にまき散らして石を投げれば、松本清張作品に当たるレベル。
清張…おそろしい子!
しかし裏を返せば松本清張を超える作家が未だに現れていないということなのかもしれない。
エンターテインメント性サスペンス性社会性、それにお色気を包括した作品を生み出せるオールラウンダー的力量を持った人なんてそうそういないもんな…

*2:原作者がお気に召さなかったパターン、水谷豊版の浅見光彦シリーズであったね…

▼けっきょく浅見光彦の二次創作的位置づけの
 朝比奈周平シリーズにお引越しとなった水谷氏。

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*3:第2話では 6,700円になってました。

*4:昔の土曜ワイド劇場、オープニングクレジットに原作者が映像付きで紹介されるんだけど、

なぜか

脚本家・音楽家・監督まで

紹介されるのほんとすき。