「幸せな結婚の条件は”共通点”じゃない。
”一緒にいて幸せかどうか”だよ」
『しあわせの
百貨店へようこそ』
"Ladies in Black"
アンガーリー・ライス,ジュリア・オーモンド,
レイチェル・テイラー,アリソン・マクギアー
2019/ブルース・ベレスフォード
1959年の
オーストラリア。
シドニーの百貨店で働く
女性たちと
その周りの人々を
描いたお話です。
南半球の12月は暑い盛り。
グッズ百貨店にも
クリスマスシーズンが
やってきた。
繁忙期の補助要員として入った
16歳のリサ。
子どもを望むも夫の無関心で叶わない
パティ。
ロマンティックな恋愛に憧れる
フェイ。
高級品のモデルガウンズ*1売り場には
ヨーロッパから来たミステリアスな
スロベニア人のマグダ。
みんな
生活があって、
夢があって、
悩みがある。
でも売り場に出れば
悲しい顔はしていられない。
デパートは買い物を楽しむ場所。
笑顔でいなくっちゃ。
豪華な内装。
色とりどりの商品。
BGMはピアノの生演奏。
デパートに行くことが
心躍るイベントだった時代。
デパートガールたちの
オンとオフを
垣間見ることができる映画です。
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賢くて純粋。
最初はまだ垢抜けなかったリサ。
デパートの仕事や
先輩たちとの交流で
外見も内面も洗練されてゆくのよね。
みなさんに良くしてもらって
よかったねリサ…
なんて、
なんだか親戚になった気分で
観ていました。
「オーストラリア人は謎めいてるね。
誰も悩みなんてなさそうに見える。
いつでも降り注ぐこの陽の光が、
問題を隠してくれるからなのかな」
【おまけ】
リサとママが
”ボラーレ”を歌っててびっくりした。
わかるよね?
これよ、これ!
Gipsy Kings
"Volare"
あとねぇ、これもよかった。
エラ・フィッツジェラルドが歌う
クリスマスの定番曲。
Ella Fitzgerald
"Let It Snow!"
【今日の知ってる人】
面倒見のいいマグダを演じたジュリア。
『キット・キトリッジ』の
主人公の母親もやってました。
もっと
オーストラリア!
こんなのもあるよ
▼買ったもの載せてます!