「おいおいおい…
これは実に興味深いな」
『ヘンリー・シュガーの
ワンダフルな物語』
"The Wonderful Story of Henry Sugar"
ベネディクト・カンバーバッチ,レイフ・ファインズ,
デヴ・パテル,ベン・キングズレー,
リチャード・アイオアディ,ルパート・フレンド
2023/ウェス・アンダーソン
世にも奇妙な技を
身につけた
英国紳士のお話。
ヘンリー・シュガーは41歳。
裕福な独身だ。
裕福なのは死んだ父親のおかげで、
独身なのは妻と分けたくないからだ。
※冒頭ナレーションより
ある日ヘンリーは
知人の家の蔵書から
一冊の本を拝借する。
それはインドの医者が
実際に遭遇した
”目を使わずに見る男”
のことを記録したものであった。
金持ちのくせに強欲な彼は
トランプの柄を透視できれば
ゲームで大儲けできる
と考えた。
そこで
記録の通りに
修業を始め…
■□■□■□■
この他に
『白鳥』
"The Swan"
『ねずみ捕りの男』
"The Rat Catcher"
『毒』
"Poison"
の3つの短編も一緒に観ました。
ヘンリー・シュガーも含めて
すべて
イギリスの作家
の作品です。
大人向けも子ども向けも
お手のもの。
他にはないその作風から、
”奇妙な味”*2という
ジャンルに分類される作家だ。
原作本
収録:『奇才ヘンリー・シュガーの物語』
『白鳥』
収録:『毒』
収録:『ねずみ捕りの男』
※『クロードの犬』の中のエピソードとして出てくるらしい
私は物心ついたときには
もう本の虫で、
小学生のころは
学校の図書室と
市立図書館に
通い詰めていました。
そのときに
ダールの児童文学に
出会ったのよね。
『魔女がいっぱい』
『マチルダは小さな大天才』
どれも奇想天外で
おもしろかった。
ハラハラドキドキして
途中でやめられないの。
すぐに返却して
またダールを借りて…
むさぼり読んだ思い出。
ヘンリー・シュガーの話は
当時は
『ヘンリー・シュガーのわくわくする話』
という題名だったっけ。
でもいつもの
イラストレーターじゃなくて
わくわくしなかったから
手に取らなかったの。
▼これこれ!なつかしいなぁ!
こんなお話だったんだ。
映画のおかげで
数十年経って
やっと内容がわかって
なんかスッキリ!
浮世離れした色彩感覚が
クセのある作風に
マッチしてました。
もっとトーンが明るめの作品を
撮ってほしかったけど。
ダールの児童書、
また
読んでみようかな…
【おまけ その1】
前回の
『アステロイド・シティ』の
ときにも
ウェス・アンダーソン映画の
パロディー動画を紹介しましたが
今回もその続きを…(笑)
▼前回のおさらい 【おまけ その1】参照
”ゴッドファーザー”
オチに使うのは
お約束なのか(笑)?
こちらは
サタデーナイトライヴのネタ動画。
ホラー映画予告です。
▼殺人鬼と手紙のやりとりをするな(笑)!
www.youtube.com
【おまけ その2】
ダールの作品は
いくつもドラマ化されています。
私が観たいのが
ロアルド・ダール劇場
『予期せぬ出来事』*5。
ダール本人が
ナビゲーター役なんです。
ほら。
▼あ!『オリエント急行殺人事件』*6のベドーズ役の人!
【今日の知ってる人】
前に紹介した
では伝説のホテルマン役でした。
★リチャード・アイオアディ
リチャードは
『ハイっ、こちらIT課!』で
モスを演じてました。
こんなところに出てくるとは!
大英帝国勲章CBEを授かっている
キングズレー氏。
今回はドクター役だったけど
この人のお父上もお医者さん。
『迷探偵シャーロック・ホームズ』
でも医師ワトソン役だったね。
もっと!
ウェス・アンダーソン
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