「簡単な道を選ぶのは間違いでしょうか?」
『ヘイル、
シーザー!』
"Hail, Caesar!"
ジョシュ・ブローリン,ジョージ・クルーニー,
アルデン・エーレンライク,レイフ・ファインズ,
ジョナ・ヒル,スカーレット・ヨハンソン
50年代のハリウッド。
映画会社で暗躍する
フィクサーの物語です。
映画は
もう長い間、
娯楽の代表だった。
しかし時代は移り変わり、
テレビの登場で
人々の足は映画館から
遠のきつつあった。
そんななか、
キャピトル・ピクチャーズ社は
社運をかけた歴史超大作
『ヘイル、シーザー!』を
巨額の費用を投入し制作に動き出す。
キャピトル社お抱えの
凄腕フィクサー。
スタジオでのいざこざ、
監督や出演者の問題などなど
ありとあらゆる尻ぬぐいに
昼も夜もなく奔走する毎日だ。
仕事ぶりを聞きつけた航空業界から
好待遇のヘッドハンティングを受け、
自らのキャリアについて
大きな選択を迫られてもいる。
清純派女優
ディアナ・モランは
独身なのに妊娠が発覚して
このままだと
人気凋落待ったなしだ。
西部劇で売れっ子の
ホビー・ドイルは
畑違いの恋愛映画に起用されるが、
訛りがひどすぎて
作風にまったくそぐわず
撮影は難航。
▼こんなカンジ(笑)
そんなさなか、
人気絶頂のスター俳優
ベアード・ウィットロックが
撮影のスキを狙って
誘拐されてしまい…
■□■□■□■
コーエン兄弟の映画は
今回初めて観ました。
いやー
わちゃわちゃ
してますね。
映画業界を描いた映画
っていうから
野心、欲望、承認欲求
なんてものがバンバン出てくるんだと
思ってたけど、
あくまでフィクサーのエディを
主軸に据えているので、
ビックリするほどさらりさらさらと
ストーリーは流れてゆきました。
とはいえ
これは50年代のハリウッドで起きた
実話を基にしているので、
なかなか勉強になりました。
おもしろかったのは、
『ヘイル、シーザー!』に
キリストを登場させるのに
間違いがあってはと
主要なキリスト教の指導者たちを呼んで
アドバイスを仰ぐシーン。
宗派がちがうと聖書の解釈も違うので
牧師と神父と導師と主教が
論争を始めてしまい、
ますますややこしいことに…(笑)
とにもかくにも
映画業界の
フィクサーなんて
私はぜったいお断り!
みんなワガママすぎるんだよ…
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【今日の知ってる人】
双子の記者を演じた
ティルダは、
ウェス・アンダーソン映画に
たびたび登場しています。
zuzz.hatenablog.comzuzz.hatenablog.com
★アリソン・ピル
エディの奥さんを演じた
アリソンは
『ミッドナイト・イン・パリ』で
演じてました。
★パトリック・フィッシュラー
誘拐犯一味にいたおじさん。
洋画や海外ドラマをよく観る人なら
ぜったい見覚えがあるはず。
このブログで紹介した作品に
たびたびゲスト出演してます!
『サウスランド』
『バーン・ノーティス』
『LAW & ORDER:LA』
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