”白黒がちだった日常に
ちょっと色が付いてきた気がする”
『甘いお酒で
うがい』
2020/大九明子
これは私の日記。
誰が読むわけでも、
自分で読み返すわけでもない、
ただの日記。
※主人公語りより
川嶋佳子。
40代、OL、独身。
日々のこまごまとした出来事、
町で見かけた人たちのこと、
なかよしの後輩
若林ちゃんや
2回り近くも年下の
岡本くんのこと…
ちょっとしたアンラッキーや
ささやかな喜びが
ビーズみたいに
ちりばめられた
1年5ヶ月分の日記。
■□■□■□■
川嶋佳子は、
お笑いコンビシソンヌのじろうが
コントで演じるキャラクター。
この映画は
彼が書いた
佳子の日記が原作です。
映画の脚本もじろうが担当。
甘いお酒でうがい [ 川嶋佳子(シソンヌじろう) ] | ||||
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架空のOLというとバカリズムの
『架空OL日記』ですね。
恋愛要素のあるなしも
関係してると思うけど、
『架空OL日記』が
ただただドライなのに対して、
こっちは情緒的。
おひとりさま女子の癒し系映画
みたいな位置づけかと思いきや、
バーで初めて会った男と
一夜の関係になっててズッコケました。
けっこう大胆なのね…
変化が必要。
そう思って仕事終わりで
いつもと逆方向の電車に乗ってみた。
佳子さんは日常にちょっぴり
スパイスを効かせたいタイプらしい。
後ろ向きに歩いてみたり、
ひとりごとで怒りを発散する
危険そうなおじさんが
ふと口ずさんだ歌にハモってみたり、
かと思えば
急に臓器(CG加工)が飛んでいったりと
ファンタジー要素もあって
わ、
ワイは何を
みせられてるんや…*1
となるのもまた一興。
モノローグで
紡がれる女の毎日。
ぜひごらんください。
それはそうとファッションが
差し色効いてておしゃれです♪
甘いお酒でうがい [ 松雪泰子 ] | ||||
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【今日の知ってる人】
★松雪泰子
この映画では
前髪ありのおかっぱ*2だった
松雪さん。
『きらきらひかる』で
「アタシを誰だと思ってんのよ」って
いばってた
月山刑事を思い出す。
短いワンレンボブが
カッコよかったのよね♥
★黒木華
この人、クロキハナじゃなくて
クロキハルなんだよね。
★古舘寛治
ひとりごとおじさん。
いい味出してました(笑)
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