「日曜のビーチに来て笑わないのは
恋人とケンカした女よ」
『8月の
日曜日』
"Domenica d'agosto"
ヴェラ・カルミ,マルチェロ・マストロヤンニ,
アンナ・バルディーニ,マッシモ・セラート,
フランコ・インテルレンギ,アヴェ・ニンキ
1950/ルチアーノ・エンメル
イタリア。
ある夏の日の
群像劇です。
今日は祝日。
車で、電車で、自転車で
思い思いに出かける人々で
町はごった返している。
オスティアの海水浴場も
人でいっぱい。
貴族とお仲間*1、
大所帯のご一行、
はしゃぐ少年たち、
悪だくみをする男たち、
同じ境遇な子持ちの男女、
岐路に立たされた恋人たち…
照りつける
太陽の下、
悲喜こもごもの
ドラマが
展開されてゆく。
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この日、8月7日日曜日は
サン・ガエターノ*2の
祝日でした。
この映画は
その日のことを
切り取ったお話なのだ。
残すべきイタリア映画100本*3に
選ばれた作品でもあるんだよ。
とにかく
イタリア語の
元気なこと!
どなり散らす人、
心配する人、
恋する人…
みんなみんな
命いっぱい
生きている!
ってカンジ。
潮騒にかき消されるような
小さなエピソードが、
一時間ちょっとに
ギュッと詰め込まれてました。
愉快なことばかり
じゃないけど、
それが人生。
ぜひ8月に観てほしいな。
【おまけ】
港町オスティア。
どんな町?
こんな町です。
映画に出てきたレストラン
"LA VECCHIA PINETA"が
気になって調べてみたら
なんと…あった!
オスティアの町に
1930年代に
建てられた店なんだって。
絶品のシーフード料理を
堪能できるらしい。
コカコーラも
話題に出てきた!
この頃には
もうあったんだよね。
私は
ペプシコーラより
だんぜん
コカコーラ
なのよね…
もう昔みたいに
500ml飲むのはきついから
今は350ml…(笑)
▼私はこれを箱買いしてます!
▼楽天オススメアイテム!
イタリア!
こちらもどうぞ
*1:男爵と愉快な仲間たちの複雑な人間関係の説明は笑った。
*2:摂理を司る聖人ガエターノ・ティエネ。両親が伯爵家出身であり、恵まれた環境で充分な教育を授けられた彼は弁護士資格を取得する。しかしその道に進まなかったのは、早くに父や兄弟を相次いで亡くしたためだろうか。神に仕える道を選び、ひたすら人々のためにその身を捧げた。
*3:対象は1942年から1978 年までの作品。フェデリコ・フェリーニやルキノ・ヴィスコンティ、ロベルト・ロッセリーニの映画がランクインしてた。

