「あれ、最後はどうなるんですか?」
「高く高く上がって燃え尽きるのよ。
そして何もなくなる」
『プール』
小林聡美, 加瀬亮, 伽奈, もたいまさこ,
シッティチャイ・コンピラ
2009/大森美香
タイのチェンマイで
暮らす母を訪ねて、
娘がやって来る
ことから始まるお話。
登場人物は
ゲストハウスで働く京子。
彼女の下で働く市尾。
彼らが面倒を見ている
タイ人の少年ビー。
オーナーの菊子。
そして京子の娘さよ。
原作は桜沢エリカのマンガ。
ゲストハウスに到着するなり、
家族を捨てて日本を離れた母親*1が
ビーと
親子同然に暮らしていることを知り
いらだつさよ。
でもビーはビーで、
離れ離れになった母親を探す
複雑な境遇の子どもで…
ビーがね…
いつも笑顔を絶やさない
まっすぐな子なのよ。
ほんとに目がキラキラしてるの。
この子の無邪気さ、純粋さに
幾度となく胸が締めつけられました。
■□■□■□■□■
あまりにここの暮らしの描写が
のんびりとしているから、
どうしても自分の国と
くらべてしまう。
今の日本って、
つかれてるじゃない。
国全体がストレスでまいって
ギスギスしちゃってる気がする。
そのはけ口として
正義の名のもとに誰かを
炎上させたり
つるし上げたり…
毎日が
そういうことのくりかえしで
ときどきすごく息苦しくなる。
私だって聖人じゃないけどさ、
それにしてもこの風潮って
ちょっと異常だと思うんだ。
京子がプールサイドで弾き語りして
みんなで歌うシーンがあるのね。
心が凪いでいくような
とっても平和なひとコマ。
誰かに
石を投げるより、
誰かと
歌を歌いたいよね。
”君の好きな花”
京子とサヨとビーが
プールサイドで歌った歌。
作詞作曲は小林聡美。
▼劇中そのままの音源Ver.
▼こっちは小林聡美だけのスタジオ収録Ver.
コムロイ*2に
火を灯して
空に飛ばすシーン、
きれいだったな。
▼参考:チェンマイのランタン祭り
(映画のはもっとこぢんまりしてます)
やさしい風景。
やさしい人たち。
この映画を観て、
タイという国の
風やにおいを
感じてみたくなりました。
▼主題歌はハンバートハンバートの”タイヨウ”
【おいしいおまけ】
冒頭シーンに出てきた食べ物の名前、
どんな料理か気になったので
ちょっと調べてみました!
☆ソムタム
青いパパイヤのサラダ
☆プーパッポンカリー
カニのシーフードカレー
☆パッタイ
ライスヌードルの炒め物
屋台や食堂でおなじみの料理。
野菜やシーフードの種類は
お店によって違うらしい。
【おまけ 番外編】
タイ料理について
いろいろ探してたら
がいた!!
▼夏バテを吹き飛ばしそうなマッサマンカレー!!
なつかしい~
このイギリス訛り!!!
イギリス=料理まずい
なイメージだったけど
この人の料理は
な~んか
おいしそうなんだよな~。
いつも
楽しそうに作ってて
好感が持てるのです。
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原作マンガ
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