「やるぞ」
「今なんて言ったの?パパ?」
「強盗だよ」
「強盗!?」
『銀行を
爆破せよ!』
"Faites sauter
la banque!"
1964/ジャン・ジロー
ルイ・ド・フュネス,ジャン=ピエール・マリエール,
イヴォンヌ・クリシュ,アンヌ・ドア
銀行強盗を
企てた一家の
フランス製
はちゃめちゃ
コメディー映画です。
釣り具・猟具屋を営む
ヴィクトル・ガルニエ。
家族は妻と息子、娘たち。
よりよい生活を送るため、
銀行員にノせられて
鉱山事業にありったけの貯金を
投資しちゃったから
さぁ大変!
株価が暴落し、
あれよあれよという間に
すってんてんになっちゃう。
今や夢の鉱山は国有化へ。
なのににっくき銀行員め、
あいつは高級車を手に入れ、
女に高級品を買い与えている。
わしの、わしの金だぞ…
ゆるせん!
…てなぐあいに
悶々とした日々を過ごすヴィクトル。
ある日、教会のミサで聞いた
「取るべき行動は明白です。
騒ぎを起こさずにご自身の物を取り戻し、
その人が自らの悪い行いに
気づかせるようにするのです」
というお説教から啓示を受け、
目にもの見せてやるぞ!
と息巻くヴィクトルは、
さっそく家族会議を開き、
リベンジの強盗計画を
披露するのだが…
「ダメよパパ。
その手口だと7割失敗するわ」
ピシャリと末っ子*1からダメ出しされ、
奥さんから
「トンネルはどう?」
と提案される。
そうなのだ、
ガルニエさんちは
車道をはさんで
銀行の真向かい。
しかも店舗兼住宅だから
働きながら
掘削作業ができるというわけ!
だけど
そううまく
ゆくはずがなく…
いろんなハプニングが起きて
てんやわんや!
主演は
フランスの喜劇王
初めてこの人の映画を観ました。
作品の中ではどなってばかりいたけど、
この人の顔、
表情豊かで
なんか好きなんだよな。
もう50年以上昔のお話だけど、
楽しいよ。
ぜひ観てみてください。*2
▼カラー版
▼モノクロ版
【おまけ その1】
この映画、
音楽のセンスが
いいんです。
のっけから札束をバックに
小粋で軽快なオープニング曲。
株価が下がるシーンでも、
新聞を見るたび
ブハハってなっちゃいました(笑)
どれもすてき。
調べたらなんと
音楽を担当したのは
でもルイ・ド・フュネス映画の
サントラ集を偶然みつけたら、
レイモン・ルフェーヴル
の名義だったのよね…
調べたら、
二人は組んで仕事をしていたそう。
【おまけ その2】
トンネル掘って銀行強盗…?
どこかで観たぞ。
これこれ、
『おいしい
生活』!!
サエない顔した4番打者
ウディ・アレン監督・主演の
ドタバタコメディー映画です。
▼これはドイツ語Ver.だけれども…(笑)
www.youtube.com
こんなのもあるよ
▼買ったもの載せてます!