「私は殺人事件の専門家なものでね」
『死海殺人事件』
"Appointment
With Death"
ピーター・ユスティノフ,キャリー・フィッシャー,
ローレン・バコール,ジョン・ギールグッド,
パイパー・ローリー
1988/マイケル・ウィナー
1937年。
聖地エルサレムでの
殺人事件に
名探偵ポワロが
挑むお話です。
原作はアガサ・クリスティーの
小説『死との約束』です。
知事のボイトン氏が亡くなる。
長い間看守として働いてきた
後妻のエミリーは、狡猾な女だった。
弁護士を脅して
”全財産を家族に等分する”という
最新の遺言書を破棄させると、
旧遺言書の内容通り
まんまと自分だけ全財産を受け継ぐ。
義理の長男レノックス。
これまた義理の次男レイモンド。
またまた義理の長女キャロル。
実子である次女ジネヴラ。
長男の妻ネイディーン。
そして一家の顧問弁護士コープ。
周りの者たちを
看守のように管理し、
自由を奪うエミリー。
生活費を失っては、
路頭に迷ってしまう。
金の力で縛られ、
地獄のような
日々を送る兄妹たち。
そんな中、
エミリーが家族旅行として
ヨーロッパの巡礼を提案する。
悪魔のような母、
虐げられた家族、
異国の旅。
何も起きない
はずがなく…
案の定 鬼婆…じゃなかった、
エミリーが死体となって発見されます。
知人の新米医師ミス・キング 、
英国国会議員でもある
ウェストホルム卿夫人、
考古学マニアのミス・クイントンも
一家と関わったことで
事件に巻き込まれてゆく。
旧友カーベリー大佐の要請を受け、
休暇中のポワロさんは
捜査に乗り出すことに…
■□■□■□■
実は
ポワロシリーズは6つ。
でも
『ナイル殺人事件』
『地中海殺人事件』
『死海殺人事件』
以外はテレビドラマ作品です。
▼映画版のおさらいzuzz.hatenablog.com
テレビドラマ版は
時代設定が放映当時の
80年代になっているので、
レトロ好きにはちと物足りないかも。
とはいえ、
みどころはじゅうぶんなので
ぜひご覧くださいませ☆
どうでもいいけど
「明日お話したいことがあります」
って言ってきた人って、
確実に翌日死体となって発見されるよね…(笑)
原作本
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【今日の知ってる人】
★ジョン・ギールグッド
&ローレン・バコール
カーベリー大佐だったジョンと
ウェストホルム卿夫人だったローレンは、
『オリエント
急行殺人事件』で
それぞれ
寡黙な執事ベドーズと
やかましいハバード夫人を
演じていました。
▼『オリエント急行殺人事件』回zuzz.hatenablog.com
【おまけ】
ちなみに
ポワロシリーズの中の
『エッジウェア卿殺人事件』には、
テレビ版の『名探偵ポワロ』の
エルキュール・ポワロでおなじみ、
デイヴィッド・スーシェが
なななんと
ジャップ警部役で
出ています!
こっちのジャップ警部は
ポワロさんたちの
朝ごはんタイムに押しかけてきて、
殺人事件のことを話しながら
断りもなしに
パンを皿から取って
バターとジャムを塗って
ムシャムシャ食べてました(笑)
捜査のときも撮影現場の
ケータリングを
勝手にあさってガツガツ食べてた。
食い意地張りすぎだろう…(笑)
よかったら話のタネにでも
観てみてください☆
こんなのもございます
zuzz.hatenablog.comzuzz.hatenablog.com
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▼買ったもの載せてます!