『情婦』
”Witness for the Prosecution”
タイロン・パワー, チャールズ・ロートン,
マレーネ・ディートリッヒ
1957/ビリー・ワイルダー
心臓病持ちの
でっぷり肥えた
おじいちゃん弁護士が、
ドクターストップも
振り切って
法廷で戦っちゃうぞ!
ってなお話。
原作はアガサ・クリスティーの
『検察側の証人』です。
しかしまぁ、ひどい邦題!
「これじゃあ昏睡してた方がマシ」と皮肉ったり、
止められてる葉巻を
人から巧みにいただいちゃったり、
これまた止められてるお酒を
ココアとすり替えたりと
やりたい放題のウィル爺…
じゃなかった、
ウィルフリッド・ロバーツ卿。
階段に取り付けられたリフトで
昇り降りしてはしゃいだり、
法廷で薬並べて遊んだりと
おちゃめなところもかわゆい。
脇を固めるキャラクターも
おしゃべり看護師に
気の利く執事、
耳の遠い家政婦
といずれ劣らぬ
くせ者ぞろいです。
いや〜楽しかった~!
テンポがよくて、
あっという間に感じられました。
それにしても
マレーネ・ディートリッヒの顔って…
夜中に見たらチビりそう(笑)
■□■□■□■
【この映画の内訳】
どこまでもやんちゃなウィル爺…40%
家政婦へのツッコミが冴え渡る判事…30%
センスのいいセリフ回し…20%
気になる青酸カリ入り歯磨き粉事件…10%
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*1:演じるのはチャールズ・ロートンの奥さんエルザ・ランチェスター