「やかまし村には家が三軒しかありません」
『やかまし村の
子どもたち』
"Alla vi barn i Bullerbyn"
1986
『やかまし村の
春夏秋冬』
"Mer om oss barn i Bullerbyn"
1987
リンダ・ベリーストレム, アンナ・サリーン,
ヘンリク・ラーソン
通称やかまし村に住む
子どもたちの暮らしを
ただただ
見つめる映画です。
中屋敷、
北屋敷、
南屋敷と
三つ並んだ家。
中屋敷には
ラッセ、ボッセ、リーサ、
北屋敷には
オッレ、シャスティーン、
南屋敷には
ブリッタ、アンナ
がそれぞれ住んでいます。
リーサが語り手なので、
なんだかドキュメンタリーみたい。
でもこれは前回紹介した
ロッタちゃんシリーズと同じ
児童文学が原作です。
干し草の中で眠ったり、
白夜*1に抜け出して
森に行ってみたり、
そりに乗って
クリスマスを
祝いに出かけたり…
北欧の自然の美しさが
た~っぷり。
動物も身近にいるので、
子どもたちはおのずと
命の大切さも学ぶことになります。
そして厳しい吹雪の日も
子どもたちは
ざくざく進んでゆくのだ(笑)
自然とともにある生活は、
心豊かになるだけじゃない。
たくましくもなるのね。
耳をすませば鳥の声と、
川のせせらぎと、
風が木々を揺らす音。
こういうものに
囲まれて育つって、
ほんとうに幸せなことだ。
私のいま暮らしてる世界は、
あまりに便利すぎる。
便利すぎて、
なのにまだ"便利"を求めて
逆にみんな疲弊している。
私は映画の中の暮らしみたいに
シンプルな、
身の丈に合った生活がしたい。
だって大事なものは
みんなあるんだもん。
のどかでやさしい
音楽もいいんだ。
どこまでもどこまでも
きれいな景色と、
平和なストーリー。
終わってほしくなかった。
ずーっと観ていたかった。
のびのびと遊ぶ
子どもたちの姿が
忘れていた何かを
思い出させてくれる…
そんな素敵な映画です。
のんびり、
おだやか、
にこにこ
になれるよ。
原作
▼買ったもの載せてます!
▼カナダの
プリンスエドワード島も素敵です
▼一方フランスの子どもは…
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*1:白夜の森はすごく幻想的。行ってみたい…