「人にはそれぞれお気に入りのクッキーがあるけど、
人がクッキーを選ぶんじゃなくて、
クッキーが人を選ぶんだと私は思うの」
『パティシエ探偵
ハンナ』
"MURDER, SHE BAKED"
アリソン・スウィーニー, キャメロン・マシソン
2015/マーク・ジーン
パティシエのハンナが
町で起きた事件に
首も足も突っ込むお話。
原作は
ジョアン・フルークの
探偵小説です。
のどかな町、
エデンレイクで生まれ育った
気立てがよくて腕もいい
菓子職人の
ハンナ・スウェンソン。
彼女の店である
”ハンナのクッキージャー”の
お菓子は町一番と評判だけど、
ママからは
「早くいい人みつけなさい!」
妹アンドレアや友だちからは
「もっとおしゃれしなきゃ!」
なんて言われてる。
周囲の声をうるさく感じながら、
仕事に精を出す毎日だ。
恋人もいないハンナは家に帰ると
猫が話し相手。
彼女のグチはすべてこの猫ちゃんが
フンフンと聞いてやっています(笑)
そんなある日、
幼馴染のロンが射殺される。
第一発見者のハンナは
いてもたってもいられず
犯人さがしに
乗り出すのであった…
ハンナの推理力は
妹のカレで保安官のビルも
一目を置くほど。
だけど鉄砲玉タイプだから
気になったら危険もかえりみずに
突っ走っちゃう。
見てるこっちも
ヒヤヒヤしっぱなし!
www.youtube.comそして事件と同時進行で描かれるのが
ハンナの恋人さがし。
初回のお話では
新たに町へ越してきた
歯科医のノーマン、
応援に派遣されてきた
刑事のマイクが、
お相手として登場します。
パティシエ探偵ハンナシリーズは
単発ながら好評だったらしく、
この後も4作品続きました。
コーヒーを淹れて、
お気に入りのお菓子と
ごらんください♪
Amazon動画配信版
楽天動画配信版
原作本
ハンナのお菓子探偵シリーズ、
こんなにいっぱいあるんです!
人気なんだなぁ…
みんなデザートのタイトルだけど、
装丁もこっててかわいいな♥
【おまけ】
小学生の頃、母から借りた
森村桂のエッセイ
『お菓子と私』に影響されて
お菓子作りに目覚めた私。
森山サチ子先生の
”ぶきっちょさん
シリーズ”が
私のバイブルでした。
▼探したらあった!絶版だけどうれしい…
なつかしすぎて泣きそう…!
ぶきっちょさんのバレンタインのチョコレート+小もの (ぶきっちょさんのCooking Note)
- 作者: 森山サチ子
- 出版社/メーカー: 雄鶏社
- 発売日: 1987/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
”ぶきっちょさん”向けなだけあって
全工程をかわいらしい色鉛筆のイラストで
わかりやすく説明してあってとっても親切。
チョコレートって湯煎で溶かすんだ!とか
アイシングってこう作るのか!とか
とっても勉強になりました。
写真を見てるだけでも楽しかったな♪
《番外編》
城戸崎愛先生の
お菓子じゃなくておかずの本、
『non-no
お料理基本ブック』。
昔 叔母が作ってくれた
ハンバーグとカレーが忘れられなくて
これを読んでたことを思い出して
取り寄せたんです。
作ってみたら、
ちゃんと
あの頃の味でした。
なんか…感動した。
▼こんなに昔の本だけど今も通用する味なんです!
Non・noお料理基本ブック (NON・NO MORE BOOKS特装版)
- 作者: 城戸崎愛
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1989/03/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
【今日の豆知識】
主人公ハンナ・スウェンソンの
名字にも入ってる
"~SON"(ソン)。
スウェーデン系に多いんだって。
”~の息子”という意味から
派生した名字なんだそう。
例:クラークソン,ラーソン,ヤンソン,ベンソン
テストに出ないけど、
お茶のおともに
覚えておこうね!
▼前回ちょこっとした名字のお話
”アイルランド系・スコットランド系”
これも召し上がれ☆
▼買ったもの載せてます!