笑いのツボは
人それぞれ。
ツボが似てると
ノリが合いやすいけど、
はずすとやりにくい…
今日はそんな紹介しづらい
難しいジャンル、
取り上げたいと思います。
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『デビューマン』
吉本蜂矢
(ヨシモトハチヤ)
▼もう絶版だがKindle版があるぞ!
超ビンボーな共同生活を送る
高校生三人組、
トビ(バカヤンキー)
アサヒ(寡黙イケメン)
千代彦(チャラ男)。
ケンカしたり、
合コン行ったり、
恋したり、
食欲と戦ったり、
性欲と戦ったり…
といった
等身大の男子の日常
が描かれてます。
とにかく笑いが
至るところにちりばめられ、
2ページに
一回炸裂するカンジ。
90年代後半に生まれたマンガだけど、
今の作品とくらべても
ギャグセンスは
遜色ないばかりか
むしろ
上回っていると思う。
しかしながら作者はもう
活動していないようです…残念。
読んだら歌いたくなるんだよなぁ…
さ~らりと~した~
う~め~しゅ~♪
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『昆虫探偵
ヨシダヨシミ』
動物の言語を
理解する探偵が
彼らのトラブルを
解決するため
奔走する作品。
冒頭からなんと
カブトムシのベッドシーン!
衝撃を受けつつもおもしろさを確信。
虫の描写がとにかくリアルだし、
習性も豆知識として
教えてくれるので勉強にもなります。
反抗期の犬ムギと
毒舌インコピータンも
助手としていい味出してる。
なんとこの作品、
2010年に哀川翔主演で
映画化もしてました(笑)
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『チュウチュウ
カナッコ』
あらいあき
主人公のカナッコは
ラーメン屋の
ウエイトレスで、
いつもまかない飯を
タッパーに詰めて
持って帰るビンボっ娘。
70年代が舞台なんだけど、
かわゆくっておかしくって
ちょっぴり哀しさも漂うお話が
もりだくさんなのです。
特に笑ったのは
大将(リーゼントにサングラス)と
二人っきりの店内に、
お涙ちょうだいラジオドラマ
『お母さん どこいくの?』が
流れるシーン!
くるりと背を向け、
眉根を寄せてじっと聴き入る大将。
「またこの時間がきてしまった…」と
気まずい雰囲気に
ずーんと重たくなるカナッコ。
ここのところの
コマ運びがたまらんのです!
このシーンの描写を読めただけでも、
買ったかいがあったと
言っても過言ではない!
ちなみに作者の
あらい女史は
役者*1でも
あるらしい…
2足のわらじ…寡作のはずだ…
富樫義博先生といい、
なんで
私が好きになる作家って、
みんな寡作なんだろう…
こんなのもあるよzuzz.hatenablog.com
▼買ったもの載せてます!