「家族を取り戻したいんだ」
『ザ・ロイヤル・
テネンバウムズ』
"The Royal Tenenbaums"
ジーン・ハックマン,アンジェリカ・ヒューストン,
グウィネス・パルトロー,ベン・スティラー,
ルーク・ウィルソン, オーウェン・ウィルソン
2001/ウェス・アンダーソン
17年ぶりに
共同生活を
送ることになった
家族のお話。
法律家の
ロイヤル・テネンバウムと
その妻エセルには
三人の子どもがいた。
長男のチャスは
経済・金融・不動産に
抜群のセンスを発揮して
十代からビジネスマンとして活躍。
養女としてやってきた
マーゴは、
中学生にして劇作家に。
次男のリッチーは
テニスで才能を開花させ、
17歳でプロ選手となる。
立派な家。
裕福な暮らし。
将来有望な
子どもたち。
誰もがうらやむ
テネンバウム家だったが、
父と母は
別居することになってしまう。
それから
時は流れた。
チャスは
二人の息子を授かったが、
妻を飛行機事故で亡くして以来
定期的に避難訓練を欠かさない
極度の心配性に。
神経学者と結婚したマーゴは
もう長いことスランプで
作品が書けなくなり、
一日の半分を
風呂場で過ごしている。
戦えなくなったリッチーは
26歳で引退。
船であちこちを旅していた。
そして
法律家の資格を剥奪され、
金銭的に苦しい生活を送る
ロイヤルは、
妻がほかの男に
求婚されていると知り
一計を案じることに…
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ウェス・アンダーソン作品、
ご紹介するのは
これで5作品目です。
序章、第一章、第二章…
とチャプター分けされ、
一人ひとりの背景が
語られていきます。
家族だからって
一枚岩じゃない。
常に同じ方向を
向いていられないし、
それぞれのカラーがある。
けっきょく
一緒にいるには
いいところも
悪いところも
ぜんぶひっくるめて
受け入れられるかが
大事になってくるんだよね。
家族の形を
みつめなおせる
映画です。
どうでもいいけど、
部屋の中に
わざわざミニテントを
設営するシーンがあって
おっ!てなった。
IKEAでみつけたときから
憧れなんだよね…
【おまけ】
知ってる曲がいくつか
出てきたんだけど、
私のおすすめはこれ!
Vince Guaraldi Trio
"Christmas Time Is Here"
スヌーピーのアニメ
『ピーナッツ』のBGMの
インストゥルメンタルVer.です。
これがかかってるってことは
この映画は
クリスマス映画になるんだよね。
アニメVer.では
子どもたちの歌声が
入ってるんだけど、
こっちも映画で流れてました。
スヌーピー回!
あとこの曲。
Erik Satie
"Gymnopédie No.1"
”ジムノペディ1番”です。
サティ回!
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【今日の知ってる人】
アカデミー主演男優賞を
勝ち取った名優。
うちのブログでは
『ハリウッドにくちづけ』で
紹介しました。
母親のエセル役。
『アダムスファミリー』の
モーティシアが
有名だけど、
『スマッシュ』もおもしろいよ!
この人が
ウェス作品に出るなんて
意外だった。
リッチーの幼馴染。
この人もウェス組。
オーウェン・ウィルソンの弟。
『マイ・ドッグ・スキップ』に
出てたらしい!
覚えてなかった…
『ドリームガールズ』で
ジミーのマネージャー
マーティを演じてました。
ウェス組。
『トッツィー』では
若かりし頃のビルが
観られるよ!
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