「私もね、この世の終わりって時には
ぜったいおいしいものが
食べたいんですよ!
とっておきの材料買ってきて、
いっぱいごちそう作って、
好きな人だけを呼んで」
『かもめ食堂』
2006/萩上直子
食堂を営むサチエと、
ひょんなことから
出会った
二人の旅行客が
おりなすお話です。
さっぱりのサチエ、
はっきりのミドリ、
どっしりのマサコ、
三人の化学変化がおもしろい。
癒し担当は
フィンランド人男性、
トンミ・ヒルトネン。
ミドリとはいいコンビです。
終盤はハイタッチなんかしちゃって、
すっかり仲良しな二人なのだ☆
■□■□■□■
「シャイだけど優しくって、
いつもの~んびりリラックスして…
それが私のフィンランド人のイメージでした。
でもやっぱり、哀しい人は哀しいんですね」
「そりゃあそうですよ。
どこにいたって哀しい人は哀しいし、
寂しい人は寂しいんじゃないんですか」
「世界の終りのときは…
ぜったい招待してくださいね」
10人いたら、
10通りの生き方がある。
その人の進む道がある。
そんな中で
誰かとばったり会うことがある。
友だち、恋人、恩師…
その人は
もっと早く進むことや、
反対に
ゆっくり歩いて景色を楽しむことや、
今まで気づかなかった新しい世界を
教えてくれるかもしれない。
あるいは
「一緒に歩こう」
と言ってくれるかもしれない。
出会いって、
不思議だな。*1
おもしろいな。
ゆるりとした
フィンランドの空気を
楽しみながら、
人生について
ちょっと立ち止まって
考えてみることができる作品です。
しかし
万物への親和性には
驚嘆するばかりだ。
森ともたいまさこ。
たたずまいがあんなに和風なのに、
和でも洋でも妙にしっくりくる。
それではみなさん、
コピ・ルアック*2!
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【おまけ】
この映画の
もう一つの見どころ。
それは食べ物!
とにかくおいしそうなのだ!
トンカツ、からあげ、
豚のしょうが焼き、
玉子焼き、肉じゃが、
焼き鮭、おでん、おにぎり、
そして
ザ・和食な朝ごはん。
油の音を聞いてると
いいにおいがこっちまでしてきそうで、
もうたまんないのよね…
シナモンロールを作る場面、
いつ観てもわくわくしちゃう。
この映画の料理の担当は
フードコーディネーターの
飯島奈美さん。
飯島先生の本
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テレビや映画で出てきた料理、
おいしそう!って思うと
たいてい飯島さんでびっくりする(笑)
▼映画版『南極料理人』の料理も飯島さん。
zuzz.hatenablog.com
こんなのもあります
▼買ったもの載せてます!
*1:▼人やモノとの"出会い"について
zuzz.hatenablog.com
*2:Kopi Luwak(インドネシア語)。作中ではおいしいコーヒーができるおまじないとして出てきたが、これはコーヒーの実を好んで食べるマレージャコウネコの糞から取り出した未消化のコーヒー豆を洗浄・乾燥・焙煎させたものの名前。これが絶品コーヒーになるの、だ、そう…
▼探したらあった!
[rakuten:sena-coffee:10000004:detail]