「こいつは惨めな商売だ。
銃はブッ放されるわ、
あっちこっちで便利に使われるわ、
俺はもううんざりなんだ!」
『ミッドナイト
・ラン』
"MIDNIGHT RUN"
ロバート・デ・ニーロ,チャールズ・グローディン,
ヤフェット・コットー,ジョン ・アシュトン,
デニス・ファリナ,ジョー・パントリアーノ
1988/マーティン・ブレスト
サクッと
パクって終わり!
のはずだった…
賞金稼ぎ*1と
会計士のお話です。
▼デ・ニーロお気に入りの作品だそう。
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ジャック・ウォルシュは
元警官の賞金稼ぎ。
ある日保釈金保証業者から
大金を持ち逃げした会計士
ジョナサン・マデューカスの
身柄確保を依頼される。
それは元警官をしていた
シカゴ時代の
因縁の相手に通じる
やっかいな仕事だった…
大金をふっかけて
仕事を引き受けたジャック。
動き出すや否や、
「シカゴの警官崩れの
三流殺し屋もどきなんぞに
奴をロスに連れてきてもらっちゃ
困るって事なんだよ。
言いたいことは分かったか?」
てな具合に、
FBI軍団に脅されてしまう。
でもジャックはジャックで
「質問してもいいかね?
あんたらのサングラス実にカッコいいねぇ!
そりゃ政府の支給品かい?
それともみんなでお揃いを買ったのか?」*2
なんてかましてどこ吹く風。
そればかりか
どさくさにまぎれてスッた
FBIのIDで逆に
捜査官になりすましちゃう(笑)
行く手を阻むのはFBIだけじゃない。
因縁の相手のシカゴのマフィア
セラノの手下も接触してきて、
追いかけっこはますます複雑に。
そんな最中に
空港まで引きずって行った
会計士ジョナサンが
高所恐怖症だとわかって
さあ大変!
ジャックの骨の折れる仕事が
始まるのであった…
■□■□■□■
さすがは元警官。
警察署に行きゃ、ツテを使って
過去の調書もすぐ閲覧可能だし、
銃の取り扱いも追跡スキルも、
実にあざやか!
テンポよく
サクサク進んでいくので
気持ちいい映画です。
【おまけ】
「ジャガイモ料理で、
ポテト・リヨネーズってのがあるんだけど
君は知ってるかな?
あれはね…まぁ…
フライドポテトみたいなものなんだけど
タマネギもどっさり入ってて、
実に美味くてどんな料理にでも合うんだよ。
ステーキに良し、スペアリブに良し、
ハンバーガー、チーズバーガー、
肉料理だったらなんでもだ」
と、空腹に堪えかねて
ジョナサンが話していた
ポテト・リヨネーズ。
なんだか
とても気になりました。
▼フランス リヨンの郷土料理*3。
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ちなみに
ジェイミー・オリヴァーせんせ*4は
ポテト・リヨネーズじゃなくて
"Potato Dauphinoise"
を作ってました!
Dauphinて…王太子…!?
ジャガイモとタマネギは同じだけど、
クリームとチーズと
アンチョビとにんにくが加わると…
▼こんがり焼けておいしそう…!!
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【今日の知ってる人】
★ジョン・アシュトン
ライバルの賞金稼ぎドーフラーは
『ビバリーヒルズ・コップ』の
おっさん刑事タガートでしたね。
こっちは宇宙の賞金稼ぎ
▼こちらは賞金稼ぎに金を払う
保釈保証業の方のお話。
こんなのもあるぜ
zuzz.hatenablog.comzuzz.hatenablog.com
▼買ったもの載せてます!
*2:FBIの車内でのデ・ニーロのセリフ。もしもエディ・マーフィが主人公だったら、このシーンで車から蹴落とされて、転がりながら出てくるんだろうな…(笑)
「何しやがんだバカヤロー!FBIだか何だか知らねぇけどえらそうにしてるとタダじゃおかねぇぞ!」
とかわめき散らして…ププ!
*3:Lyonnaise Potatoesは”リヨン風ポテト”だね。
*4:ジェイミー・オリヴァーせんせは世界屈指のメシマズ大国と呼ばれるイギリスにおいて、荒廃の一途をたどる国民の食生活に多大なる貢献をしたとして女王陛下から大英帝国勲章を賜った料理研究家である!おちゃめで楽しい先生だよ!
ジェイミー・オリヴァー
3連発!