「く…くもり」
「あ、おんなじだ!」
『おもひで
ぽろぽろ』
1991/高畑勲
27歳の私と
10歳の私の物語。
おもひでぽろぽろ【Blu-ray】 [ 今井美樹 ] | ||||
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1982年、夏、東京。
田舎暮らしに憧れ、
山形で農作業の体験をしに
有給休暇を取ったタエ子。
姉との電話で
幼い頃の話をして
盛り上がったからなのか、
駅や寝台列車、
山形に着いても
ゆく先々に幻影のように出てくる
小学五年生の自分。
恥ずかしかったこと、
うれしかったこと、
くやしかったこと。
家族やクラスメイト達の
顔とともに
あふれてくる思い出…
つかの間の休暇で
思いがけず
自分と
向き合うことになる
タエ子なのだった。
■□■□■□■
メイキングも観ました。
声や動きを先に撮って、
後からアニメを作るスタイル。
60年代、
寝台列車、
などなど、
レトロ好きには
たまらない作品です。
惹かれるものが満載で
定期的に観てしまいます。
広田くんとのエピソードは
毎回観てて甘ずっぱい気持ちになる。
この作品はマンガ*1を
元にして作られた映画です。
おもひでぽろぽろ愛蔵版 [ 岡本蛍 ] | ||||
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私もこれ持ってるんだけど、
かなり手が加えられてるのよね。
原作は60年代の思い出を
描いているだけ。
27歳のタエ子の存在は
映画だけのオリジナルです。
農業への問題提起まで
出てくるから、
ジブリの中でも
大人が観るアニメに
位置づけされる作品ですね。
自分探しをしたい方、
田舎暮らしにあこがれる方、
60年代好きな方におすすめ。
田舎の風景が
とっても
のどかです…
【おまけ】
トシオさんとの
ドライブシーンのBGMが
どうしても気になった私(笑)
調べたら
パンフルート奏者
ゲオルゲ・ザンフィルの
曲だと判明。
Gheorghe Zamfir
”Cintec De Nunta”
百姓の歌として
とってもよかったな。
The Bulgarian Voices Angelite
"Polegnala e Toudora"
Shelley Thomas
"Malka Moma Dvori Mete"
Muzsikás & Márta Sebestyén
"Teremtés"
日常から離れて
田舎気分を
味わいたいときに
ぜひ流してみてください。
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