「おかえりアン!
話が山とあるのよ!
アボンリーには
いろんなことがあったの!」
『続・赤毛のアン/
アンの青春』
"Anne of Green Gables: The Sequel"
ミーガン・フォローズ,ジョナサン・クロンビー,
コリーン・デューハースト
1987/ケヴィン・サリバン
アボンリーで
少女時代を過ごした
アンが
大人の女性へと
成長するお話。
▼前作『赤毛のアン』を観てからどうぞ!
前作の
おさらいは
こちらです。
大学進学を辞めて
養母マリラの元で
暮らすことを選び、
アボンリーで教師となった
落ち着いたのかと思いきや、
カッとなる性格も
そそっかしいところも
あいかわらずだ。
だけど
アボンリーの人々には
大きな変化が。
親友ダイアナ*1は結婚し、
ギルバート*2は
医学校へ進みハリファックスへ、
養母マリラ*3は
夫を亡くしたリンドさん*4と
暮らすことに。
「なにも変わらなければいいのに。
あの頃を永遠に保っていられたら
どんなにいいか…
でもなにもかも変わってしまうのね」
そしてアンも
恩師ステイシーの計らいで
ふるさとを離れて
キングスポートの女学校で
教鞭を振るうことを決断。
アンが赴任してきた
キングスポートは、
この街を興した
プリングル一族が
牛耳っていた。
女学校の生徒たちも
ほとんどが一族の者。
プリングル一族は
教育委員会の決定で
一族出身の女性ではなく
アンが教師となったことで
猛反発!
保護者も生徒も
好戦的な態度で
アンを街から締め出そうとする。
ブルック校長も
厳格で冷ややか。
さすがのアンも
このやりにくい環境に
四苦八苦するけれど、
ミス・ステイシー*5の助言と
持ち前の明るさとパワーで
道なしかと思われた
キングスポートの地に
どんどん我が道を
切り拓いてゆき…
■□■□■□■
もう
これを聴くだけで
じんわりきてしまう。
サントラ
前作はそのまま
『赤毛のアン』
をなぞっているけど、
この作品では原作で言うと
だいたいこのあたりのお話。
『アンの青春』
『アンの愛情』
『アンの幸福』
去ってゆく人、
出会う人。
人はたくさんの
出会いと別れを経て
成長してゆく。
『赤毛のアン』の
映像作品を観る人に
私が声を大にして言いたいのは
原作を
ぜひ読んでほしい
ということ。
前にも言ったけど
『赤毛のアン』の原作本は
大長編シリーズです。
この作品は
アンという
一人の女性だけの
物語ではありません。
少女が成長して終わりじゃない。
社会に出て、恋をし、
結婚し、子を産み育て、
またその子が育ってゆき…
というところまで描かれます。
主人公の家族
のみならず
周りの一族まで
描き切った
壮大な物語なのだ*6。
つまり『赤毛のアン』は
もう大河ドラマと
言っていいわけです。
少年ジャンプのバトルマンガ並みに
どえらい数の登場人物が出てきます。
気どり屋、偏屈、陽気…
それでいて
一人ひとりが
いいキャラ
してんのよね…
あと原作を読んだ人なら
わかると思うけど、
アンは
”縁結びの神様”
でもあるよね★
どんな頑固者でもひねくれ者でも
不思議とみんな素直にさせちゃう。
いい変化を与えてくれるんだ。
原作本は
新潮文庫だと12冊!
大長編だから
長い休みに読むには持ってこいよ☆
映画がよりいっそう
味わい深いものに
なります♪
そして続編を観てから
また1作目に戻ると
いろいろと感慨深いよ!
「このグリーンゲイブルズって
魔法のような力があるわね」
▼前作『赤毛のアン』も一緒に収録されてます!
『赤毛のアン』が
気に入ったら
同じアボンリーが舞台の
ドラマシリーズ
『アボンリーへの道』
を観てね!
監督が一緒だから
見慣れた顔が出てくるよ!
▼くわしくはこちら!
zuzz.hatenablog.comzuzz.hatenablog.com
【今日の知ってる人】
★ローズマリー・ダンスモア
ブルック校長。
『アボンリーへの道』では
ジャネット伯母さんの妹で
しっかり者できれい好きの
アビゲイルを演じてました。
▼公式チャンネルより
www.youtube.com
★ウェンディ・ヒラー
エメラインの祖母。
一日中不平不満だらけで
あっちが痛いこっちが痛いと
周りを振り回す
わがままばあちゃん(笑)
この人はイギリス人。
大英帝国勲章DBEを
与えられています。
1974年版の映画
『オリエント急行殺人事件』で
ドラゴミロフ公爵夫人を
演じました。
▼0:29の黒衣の老婦人です。
www.youtube.com
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