「カッケー!」
『日本怪奇
ルポルタージュ』
凄惨な事件や
社会問題、
超常現象に迫り
ありのままに
切り取る番組。
こういう番組はたいてい
再現ドラマは実写のみだけど、
この番組はごらんのとおり
ファミコンのドット絵と
実写の融合。
大先輩の佐久間さんと…
— 岩下裕一郎(テレビD) (@yogafire5) 2023年12月2日
正月の深夜に番組をやります!
「日本怪奇ルポルタージュ」。
ゲストは呂布カルマさん、ダウ90000の蓮見翔さん、乃木坂46の田村真佑さん!キャスティング最高!
デザインは天才 @deadlyyucca にお願いしています。#日本怪奇ルポルタージュ pic.twitter.com/4Asy5yGPlO
60万本以上を売り上げた
伝説のアドベンチャーゲーム
思い出すな…
生々しいテーマが
スッと入っていく。
同じくヘビーなテーマを扱う
えねーちけー(仮名)の
『ねほりんぱほりん』を
彷彿とさせますね。
【あけまして #ねほりんぱほりん】
— NHK ねほりんぱほりん (@nhk_nehorin) 2023年12月31日
きょう再放送した「投げ銭にハマった人」「夢女子」「在留資格がないまま育った人」「元チーター」「ヤバい職場の採用担当者」も豪華ゲストが出演するスタジオ部分も、NHKプラスでご覧になれます!2024年も掘りますよ~!
こちらからどうぞhttps://t.co/4l8awKmMGE pic.twitter.com/zFUsBLiOxe
▼おさらい
ラインナップは
こちらでした。
▽9浪の末、実の母親を殺害した娘。
なぜこんな事件が
起こってしまったのか?
▽売れっ子芸人
すがちゃん最高No.1の
幼少期が壮絶なものだった!
▽現金3400万円を残して孤独死した
身元不明の女性は一体誰なのか?
さらに孤独死の現実へ迫る!
▽最新UFOや宇宙人は
いるのかいないのか問題
どうやらこの番組は
スタッフが
調査するんじゃなくて、
元々それを取材した
記者・作家の声や著書から
作られているみたい。
■□■□■□■
まずは衝撃的なルポ。
これがいちばんの
ボリュームだった。
ルポ①
— 日本怪奇ルポルタージュ (@kaiki_rupo) 2023年12月30日
「母という呪縛 娘という牢獄」#日本怪奇ルポルタージュ pic.twitter.com/bCTlblLRYB
実力以上のがんばりを強要し、
レールを外れることを
ぜったいに許さなかった母。
罵倒され暴力も受け、
精神的にも肉体的にも
とうとう限界にきた娘が
選んでしまった最悪の決断。
獄中からの生の声を拾って
本にした記者齊藤彩氏の証言が
ふんだんに使われていた。
異常な親。
毎日監視されて
逃げ場がないって
絶望的だよな…
▼さらにくわしく知りたい方は
母娘の話で心の中に生まれた
言いようのない
暗いモヤのような感情を
直後に出てきたお笑い芸人
すがちゃん最高No.1の
エピソードが払いのけてくれた。
人格形成には
生い立ちが最も重要で、
愛情のかけ方ひとつで
精神を病んだり
犯罪に走ったりする傾向が
強いことがわかっているけど、
元凶である破天荒な父親を
カッケー!と
言い切ってしまう
このすがちゃんの
ポジティヴさ。
MCもゲストも
これは本人のメンタルが強いだけ!
と笑っていたけど…(笑)
■□■□■□■
そして私が
もっとも惹かれたのがこのルポ。
ルポ②
— 日本怪奇ルポルタージュ (@kaiki_rupo) 2023年12月31日
「行旅死亡人」#日本怪奇ルポルタージュ pic.twitter.com/GiYoWnuLsr
ネット記事で読んでいたから、
この番組を観るきっかけに
なったルポと言ってもいい。
という言葉を
知っていますか?
かんたんに言うと
行き倒れになった
身元不明の人のこと。
身元引受人が出てきてくれないと
困るということで、
この情報は
官報に掲載され
誰かこの人知りませんか?と
呼びかけられる。
こんなところに載るくらいだから
発見時の場所・状態・推定年齢や
体型・服装・所持品しかわからない。
情報提供がないまま
一定期間が過ぎると
無縁仏として埋葬され、
財産は国の物になってしまう。
この行旅死亡人、
実に年間
600~700人も
官報に掲載されるという。
ルポで登場したのは
自宅で孤独死していた
75歳くらいの女性。
右手の指がすべて
欠損しており、
安アパートに
住んでいるにも関わらず
3400万円もの大金を
金庫の中に入れていた。
記者武田惇志氏が
この奇妙な事件に目をつけ、
伊藤亜衣氏と一年をかけて
女性の過去を追ったのだ…
ってとこまで語っておいて、
この話は終わり。
今度はなんと孤独死の方を
クローズアップしてしまう。
おい!!
そりゃないだろ!!
一体誰なのか?なんて
言っておいて…
モヤモヤした人は
下のネット記事を読んでください。
ざっくりとした全容が
掲載されてます。
警察や弁護士、探偵までもが
行きつけなかった場所まで
記者が迫っていって、
なんだか小説を読んでいるよう!
▼さらにくわしく知りたい方は
■□■□■□■
孤独死。
高齢化が進む日本では
他人事ではない言葉だ。
元刑事で現在は
遺品生理・特殊清掃事業を営む
男性の話は
興味深いものがあった。
孤独死の現場は
物はあふれ、
腐敗臭がし、
虫がわいて…なんてことが多い。
社会的地位が高く、
お金を充分に持っている人ですら
孤独死は例外ではないと言う。
一人で迎える死について
10年もの間密着していた
作家菅野久美子氏は
孤独死ではなく
ひとり死なのだ
と言っていた。
▼さらにくわしく知りたい方は
一人で
死んでいたからといって
不幸だったかは
本人にしかわからない。
それならば
後悔しないように
生きたいな
と思った。
意外や意外。
生きていく
ということについて
新年から
考えさせられちゃった。
『日本怪奇ルポルタージュ』
おもしろかった!!
レギュラー化希望!!
ただ浅いエピソードがあって
ちょっと不完全燃焼だったから、
できれば一回の放送につき
ルポ1~2本にして
一つのエピソードを
徹底的に掘り下げてほしいな。
▼見逃し配信は1/15まで!
▼楽天オススメアイテム!
心の闇にせまる
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