「御社だ、当社だ、神風だ。
生きるか死ぬかって時まで会社背負って」*1
『僕らはみんな
生きている』
"We Are Not Alone"
1993/滝田洋二郎
異国の地で
クーデターに
巻き込まれた
サラリーマンたちの
お話です。
東南アジアの発展途上国
タルキスタン*2の
大きな橋を架けるプロジェクトに
プレゼン役として参加するため、
出張を命じられた高橋。
軍事政権下のタルキスタンは
銃を持った男たちの姿であふれていた。
支店長の中井戸に連れられ
最高権力者のカッツ大佐に会いに行くと、
そこにはライバル会社の
冨田や升本の姿も。
「ニブいな君は。
口実なしに渡せるか、袖の下」
「袖の下って…犯罪ですよそれ」
ヨイショあり、
接待あり、
袖の下あり。
戦いはすでに始まっていたのだった。
そんなある日、
大佐の誕生日パーティーに
出席した4人は
突然の爆発・銃撃に見舞われる。
なんとクーデターが発生したのだ。
命からがら
逃げ出した
彼らの運命は…
という流れ。
■□■□■□■
民間人は傷つけないらしい、
ということがわかり、
「私たちは日本のサラリーマンです!」
と叫びながら移動する4人。
スーツ姿で決死のジャングル突破。
予告編観てコメディーっぽかったから
スナック感覚で観てみたのに、
思いのほか考えさせられる映画だった。
盗みを働いて
行方をくらました使用人も、
会うたびに
タバコをたかってきた運転手も、
時代という名の犠牲者だ。
みんな生きていくために必死なだけだ。
日本だって
銃で脅されることこそないけど
サラリーマンだって、
戦ってるんだよな。
会社のために頭下げて、
なーにやってんだ俺…
とか思いながら
割に合わない仕事して、
ヨッレヨレのボロッボロになって。
でも一生懸命やってる人って、
ホントいい顔してるんだ。
やっぱ男は
働いてるときが
いちばんカッコいいわ。
それと
わたくしの言いたいことは
MADE IN JAPAN
は誇りだ!
ということなのです。
「よこせよ、272ドル」
「ん?」
「さっきのジープだよ。割り勘だ」
「領収書は?」
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