桜の花は、生きていく希望を与えてくれる。
どうしようもない寂しさを忘れさせてくれる。
…花が散るまでの間は。
『京都人の
密かな愉しみ
BLUE 修行中』
「燃える秋」「門出の桜」
林遣都,趣里,矢本悠馬,毎熊克哉,相楽樹,吉岡里帆,
石橋蓮司,甲本雅裕,岡田浩暉,江波杏子,本田博太郎,
高岡早紀,秋山菜津子,団時朗
2021
京都で
修業の日々を送る
見習いたちの群像劇。
これにて一区切りです。
▼前回のおさらい。
www.youtube.com
2017年から始まった
この修行中シリーズ。
「送る夏」
「祝う春」
「祗園さんの来はる夏」
ときて、毎回楽しみに観てました。
庭師見習いの幸太郎、
陶芸家見習いの釉子、
農家見習いの鋭二、
板前見習いの甚、
パン職人見習いの葉菜。
忙しい日々の中で
泣いたり、笑ったり、
ときめいたり、もがいたりして
5人は少しずつ成長していました。
■□■□■□■
合間合間にちりばめられる
京都の心洗われるような景色。
赤、朱、紅。
名所の紅葉の色に
グッと惹き込まれる。
そりゃ歌にも詠みたくなるわな。
ドキュメンタリーパートで
またおもしろいエピソードを
聞くことができた。
とある会社社長のひと声で、
一から造られたという
鞍馬の白龍園。
実は造園の責任者は
造園師でもなんでもない、
庭のにの字も知らない
社長の会社で働く
24歳の運転手だった。
だけど庭を任されたことで
結果的に彼の人生はガラリと変わった。
こんな人生もあるんだな。
■□■□■□■
「あんたの人生や。
やりたいようにやり」
親の心、
師匠の心。
怒るだけじゃない、
ちゃんと見守る側の
心情までも描いてくれたのもよかった。
季節の移ろいで
さまざまに色づく
京都を舞台に
おりなされる人間模様。
職人の仕事のように
丁寧に丁寧につくられたドラマが
終わってしまいました。
さびしい…
でも不思議とさわやかな気持ち。
なんだか彼らにおみやげを
もらったような気持になりました。
桜の花がほころんで
散っていくまでの半月ほどで、
人も変わっていかなあかん。
新しい季節が、待ってる。
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▼もうひとつのお話
【おまけ】
ドラマに出てきた
丹波しめじの炊き込みご飯。
おいしそうだったな…
これとお味噌汁と
焼き魚があれば、
もう私はしあわせだ…
なんて思ってたら、
作中に挟み込まれるミニコーナー
『あっさりだけやあらしません』で
大原千鶴先生*1が
作り方を教えてくれました!
ドラマのものよりちょっと豪華に
地鶏と丹波しめじの炊き込みご飯。
地鶏はわざわざ皮に焼き色をつけて
香ばしくするのがポイント。
これをどかん!と丸のまま
しめじと土鍋に入れて炊くのだ!
地鶏のだしを活用した
シンプルなスープも
おいしそうだった~♪
宮坂家の煮込みハンバーグも
土鍋で似てて
最高においしそうだったな…
マネしたい料理がたくさん出てきて
おなかもうれしいドラマでした。
【今日の知ってる人】
★吉岡里帆
★趣里
釉子と葉菜を演じた二人。
吉岡里帆は彩雲刑事、
趣里はゲストで
『時効警察はじめました』に
出演してました!
★西田尚美
葉菜の師匠玉井さんの元妻役。
『青葉家の テーブル』で
紹介しましたね。
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*1:▼大原千鶴先生レシピ本 大原千鶴の簡単・絶品おつまみ帖 あてなよる [ 大原千鶴 ]